早稲田大学を中心に活動するインカレサークル「レゴブロック研究会」 。子どもの頃に誰もが一度は夢中になったレゴブロックですが、大学生が集まって作る作品は、私たちの想像を遥かに超えるスケールと完成度を誇ります 。学園祭での巨大な模型展示から、企業や自治体からの制作依頼まで、幅広く活躍する彼ら 。今回は、サークルの副幹事長を務める服部さんに、驚きの制作裏話や、メンバー全員が楽しめる居心地の良いサークル作りのための改革について、たっぷりと話を伺いました!

多様な学生が集う、ものづくりの拠点
レゴブロック研究会は、約30名が在籍するインカレサークルです 。メンバーの約7割が早稲田大学の学生で、残りの3割は他大学から参加しています 。かつては構成員の7割から8割を理系の学生が占めていましたが、最近では新入生の文系と理系の割合が半々になるなど、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まる場へと変化しています 。週に1日、平日と土曜日を交互に活動日としており、主に理工キャンパスの共用スペースなどを拠点として和気あいあいと活動しています 。入会のきっかけとして最も多いのは、子どもの頃は一人で遊んでいたレゴを、大学では大人数でワイワイと協力して大きな作品を作ってみたいという思いからです 。

ゼロから作り上げる巨大作品と広がる活動の幅
普段の活動のメインとなるのは、学園祭に向けた大型作品の制作です 。例えば、学園祭に向けて制作している大隈講堂の模型は、約90センチメートル×50センチメートルの巨大なサイズになります 。過去には約1メートル×1.5メートルという大きさのディズニーのジオラマを制作した実績もあります 。制作にあたっては説明書がないため、まずは建物の図面を集めたり現地に足を運んで写真を撮ったりする視察から始まります 。そこから設計図を作成し、必要なパーツを集め、半年ほどかけて組み立てていくという本格的なプロセスを踏んでいます 。大掛かりな制作には費用もかかりますが、海外のパーツ取引サイトを利用してサークル単位で安く一括購入したり、外部からの依頼案件で得た収益を充てたりすることで、個人の金銭的負担を大きく減らしています 。現在では、自治体のイベントでのゆるキャラ制作や、幼稚園でのワークショップ、さらには企業の商品開発用サンプルの制作など、社会と繋がる多種多様な案件も手掛けています 。

全員が輝ける場所を目指した組織改革
素晴らしい作品を生み出す一方で、サークル内では大きな組織改革も進んでいます 。副幹事長の服部さんが中心となり、経験者だけでなくメンバー全員に役割やできることがある状態を目指して、新しい仕組みを導入しました 。従来の共同制作班に加えて、広報班とイベント班という3つの班制度を新設したのです 。これにより、設計が得意な人や組み立てが好きな人だけでなく、部誌の作成や広報活動が得意な人など、それぞれの個性を活かしてサークルに関われるようになりました 。また、イベント班の主導により、月に一度はみんなでご飯に行ったり遊びに行ったりする企画も活発に行われています 。名古屋のレゴランドへの合宿や、他大学のレゴ部との交流なども計画されており、単に黙々とレゴを作るだけでなく、コミュニケーションの場としてのサークルの魅力がますます高まっています 。
レゴの楽しさをより多くの人へ
作品制作の枠を越え、一つの温かいコミュニティとして進化を続けるレゴブロック研究会 。現在は大学外のレンタル倉庫を利用していますが、サークル活動を継続して将来的には学内に専用の部室を持ち、活動を大学内で完結させることが目標の一つです 。そして何より大切にしている最終的なビジョンは、レゴの楽しさを知る人をもっと増やしていくことです 。様々な人に興味を持ってもらい、入会した後もレゴの本当の面白さを共有できるような活動を、彼らはこれからも全力で続けていきます
