Skip to content

早稲田情報局

早大生による早大生のための情報メディア

Menu
  • ホーム
  • 早稲田情報局について
  • 学生生活/授業
  • サークル
  • 学生特集
  • お問い合わせ
  • privacy policy
Menu

【地味神回】1年のときの授業、今になって役立ってる講義ランキング

Posted on 2025年6月17日2025年7月11日 by 情報局 メンバー

こんにちは。文学部4年のN.Hです。

卒業を目前に控えた今、改めて振り返ってみたのは、在学中に受けた“あの授業たち”のことでした。派手でもなければ、当時特に人気があったわけでもない。履修時には正直ピンと来なかった。それでも、気づけば今、じわじわと効いている。そんな授業が、実は確かにあったのです。

今回は、早稲田の学生たちの声とともに、「そのときは地味だったけれど、今思えば本当に受けてよかった」と語られる授業、いわば“地味神講義”について紹介します。

「地味神講義」とは何か

この言葉に、明確な定義はありません。ただ、共通する特徴はあります。

  • 特別人気があったわけではない
  • 教授がメディアで話題になるような人でもない
  • 難しすぎず、かといってラクでもない
  • 受けている最中は印象が薄く、記憶に残りづらい

それでも、就職活動の場面や社会人としての日々のなかで、ふとした拍子に思い出す。地味だけれど、後からじんわりと効いてくる。そんな講義は、確かに存在するのです。

例えるならば、それは“漢方薬”のようなものかもしれません。

今、効いていると実感する講義たち

思考の筋力を鍛えた:哲学・思想系の講義

人間と社会(文構)/哲学入門(文学)/教育思想史(教育)

抽象的で、「よく分からない」と感じながら受講していたこれらの講義。しかし、社会に出て「自分は何を大切にしたいか」「正しいとは何か」と問われたとき、自然とその記憶が引き出されるという声は少なくありません。

「答えのない問い」に慣れる経験は、意外なほどその後の人生に役立ちます。

書く技術は生きる技術:文章・レポート系の講義

学術的文章の書き方(教養)/レポート演習(教育)/情報リテラシー(社学)

文章の構成、引用の仕方、伝わる表現の選び方。大学で学んだこれらの基本は、卒論だけでなく、就活のエントリーシートや社会に出てからの文書作成でも確かな武器になります。

伝える力を支えていたのは、実は1年次の地味な必修講義だったという実感を抱く人は多いようです。

健康という土台をつくる:身体・生活系講義

健康科学/食と身体/生涯スポーツ論

睡眠、ストレス、食事といった「生活」の知識が、就職活動や社会人生活を支える柱になったという証言も聞かれます。学問としての健康を扱ったこれらの授業は、日々を安定して生きるうえでの実践的な教養となっていました。

数字の意味を知る:理系基礎講義

物理基礎/情報数学/線形代数入門/基礎実験

1年次に受講した理系基礎講義は、「簡単すぎて」と軽視されがちです。しかし、研究室での実験、企業面接での質問、日常的な分析業務において、そこで得た基本的な理解が意外なほど役立つことがあります。

数字やデータを「読む力」は、実はこの頃に育っていたのかもしれません。

人間関係を考える視点:教育・心理・現場系講義

教育原理/発達心理学/教育実践研究

教員を目指していなくても、「人を理解するとはどういうことか」を学べたという声が多く聞かれました。

「叱るより伝える」「共感は理解から始まる」といった講義中の一言が、その後の人間関係や職場でのコミュニケーションに自然と活かされているという実感に繋がっています。

後悔と再発見――「ちゃんと受けておけばよかった」授業たち

地味さを理由に履修を外したり、出席しなかったりした講義が、あとになって「実は重要だった」と気づくケースもあります。

  • プレゼンテーション技法
  • Excel・情報リテラシー系
  • 哲学・社会学・心理学系の抽象講義

いずれも、基礎的で退屈に思えたその時間が、後の応用力や発信力の土台となっていたと知るたびに、「戻れるなら受け直したい」と多くの学生が語ります。

地味神に“気づけた人”の共通点

ある4年生はこう話します。

「“地味”って感じたのは、自分が意味を見つけようとしていなかったから。教授のせいじゃない。私が受けに行ってなかっただけだと思う」

講義内容は、すべての学生に等しく提供されています。しかし、それを受け取るか流すかは、自分次第。後に「効いていた」と語れる人は、自分の姿勢から授業の価値を引き出していたのです。

最後に

ふとした瞬間に、「あのとき学んだことが、今の考え方に生きている」と気づくことがあります。

それは、内容だけでなく、授業を通じて考えた時間や迷った記憶、人の言葉に揺れた感情までもが、今の自分をかたちづくっているという証です。

社会に出ると、正解や効率が重視される一方で、大学では「問い」や「違和感」にこそ価値が置かれます。あの地味だった講義に、自分を試し、自分に出会うきっかけがあったのだとしたら――それは、人生にとって“神回”だったと言えるのではないでしょうか。

あなたの“地味神講義”は何ですか。

たとえ講義名を忘れてしまっていても、ノートがどこかへ行ってしまっていても、その講義で育った思考や言葉は、今もあなたの中で息づいているはずです。

あなたの経験を、ぜひ「#早稲田地味神回」で共有してみてください。
その記憶に「あ、それ、自分も受けてた」と反応する人が、きっといます。

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

最近の投稿

  • “出会えなかった早稲田生”へ送る、友達ができる場所ガイド
  • 学生生活/授業
  • 中央図書館 vs 戸山図書館、ガチ比較してみた
  • 早稲田大学の卒業生が語る、後悔していること5選
  • バイトしない派、実際どう生活してる?聞いてみた

早稲田情報局について

早稲田情報局(旧 早大情報局)は2022年に設立された現役早大生による早大生向けの情報メディアです。 早稲田大学での学生生活を送る上でためになる情報を学生の皆さんに届けます。 早稲田情報局は学生メディア連合に加盟しております。

©2025 早稲田情報局 | Design: Newspaperly WordPress Theme