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新歓で分かった、飲みサーと真面目なサークルの見分けかた

Posted on 2025年4月21日2025年7月11日 by 情報局 メンバー

大学に入って最初に感じたことは、とにかく人が多い。
特に4月のキャンパスなんてもう、文化祭か?ってくらい賑やかで、どこに何のブースがあって、誰が誰で、何をアピールされてるのかまったくわからない。けど、すべてが楽しそうで、全部入りたくなってしまう。

「入学おめでとう!サークル見ていきませんか〜?」って声をかけられるたびに立ち止まってしまう俺は、たぶんカモだったと思う。サークルに詳しい高校の先輩もいないし、知ってるのは「テニサーはチャラいらしい」とか「インカレはやばい」みたいな偏見まじりの断片情報だけ。

そんなふわっとした状態で新歓ウィークに突っ込んだ俺が、結果的に3つの新歓飲みに参加して、そこで「あ、これは飲みサーだな」とか「ここは真面目なやつだわ」とわかってきた経験を、記録として残しておく。1年目でしか書けない話な気がするし、もし今後の誰かの参考になれば。

 

まず、俺が行った新歓飲みのうち、1つは完全に飲みサーだった。場所はさかえ通りのチェーン居酒屋。案内されたのは、窓がない、照明が異様に暗い座敷フロア。最初に出されたのはなぜか飲み放題のリスト。いや、まず自己紹介じゃないの?って思ったけど、先輩の「みんなまずは乾杯しよっか〜!」で全部かき消された。

料理が全然来ないのに、ドリンクの注文だけが無限に通る。先輩たちはやたらテンションが高く、「出身どこ〜?」「LINE交換しよ!」が数秒ごとに飛んでくる。飲みゲームが始まるタイミングもめちゃくちゃ早くて、新入生が断りにくい空気を作るのがうまかった。いや、うまくないけど、なんというか“慣れてる”。

途中から男子新入生が1人ずつコールされてて、さすがに「この雰囲気ムリだな」と思ってトイレに行くふりして抜けた。帰りに1年の女の子と駅まで一緒に歩いたら、「あの先輩、マジで目が笑ってなかったよね」と言われてちょっと安心した。

 

逆に真面目だったのは文学系のサークルの新歓だった。場所は馬場のお酒を出すカフェ見たいなところ。参加者は10人くらいで、席順も「好きなところ座ってね〜」みたいな感じ。1年と2年が同じ数くらいで、圧もなく、なぜかお水がデフォで出てきた。たぶんみんな飲み放題を避けたんだと思う。

先輩は、話すときにちゃんと相槌を打ってくれて、「○○系の学部ならこの授業おすすめかもね」とか、アカデミックな話題も普通に出てきて、少し緊張したけど、むしろ安心できた。特に印象的だったのは、「無理して参加しなくていいからね」「合わなかったら、遠慮せずに断ってね」と先輩がサラッと言ってたこと。

飲みの後半もゲームは一切なくて、代わりに「最近読んだ本とかある?」みたいな話題で自然に輪ができていた。静かめの性格の1年生が一番楽しそうに話してたのが、なんかよかった。

 

で、もうひとつ参加したのは“見極めに迷うサークル”。新歓は一見まじめそうだった。ゼミの教室を借りて軽食が並んでて、自己紹介タイムもあったし、ちゃんとしてる雰囲気はあった。でも飲み会になると空気が変わった。会計は割り勘なのに、明らかに上級生の食べるスピードが尋常じゃないし、2年生がほとんど話しかけてこない。代わりに3年生が新入生を囲う感じで、“ターゲット選別”が始まってた。

LINE交換をしても「どの新歓行った?」「うちに来ない?」という連絡がすぐ来て、なんとなく“人集めとしてしか見られてない感”が強かった。たぶん悪い人たちじゃないんだけど、“サークルとしての距離感”がないというか、大学生活に溶け込むというより、サークルそのものが世界になってる感じ。

それが好きな人もいるんだろうけど、俺は怖くなって次の集まりには行かなかった。

 

あと、個人的に見分けのポイントだと思ったのは、「質問の内容」と「話のテンション」。

真面目なサークルの人は、「普段どんなことしてる?」とか「授業取れた?」みたいに、こっちの“生活の文脈”に合わせた質問をしてくる。あと、話すスピードもゆっくりで、沈黙を埋めようと無理にテンション上げてこない。逆に飲みサーは、「え、彼女いるの?」「飲める?強い?弱い?」がまず来る。あと「うぇ〜い!」で全部まとめる系。

もうひとつ、けっこう大きなサインだったのが、「1年生同士が話せる空気を作ってくれるかどうか」。本当に良いサークルって、1年同士でも安心して話せるようにしてくれる。先輩が間に入って「この子、○○出身なんだよ」って紹介してくれたり、わざと席を離れたりしてくれる。逆に飲みサーは、先輩が“前のめり”すぎて、1年同士が打ち解ける隙がない。

 

とはいえ、これはあくまで俺の経験から感じたことだし、「飲みサー=悪」ってわけでもないと思う。実際、「週3で飲んで青春してます!」みたいな友達もいるし、そこにハマれる人もいる。

でも自分がどんなテンポで、どんな人と、どんな距離感で付き合いたいか。それを見極めるのが、新歓の最大の意味なんだなって思った。今になって思えば、サークル選びって“人生選び”みたいなとこある。たかが新歓、されど新歓。

来年、後輩ができたら、この話をちょっとしてみようかなって思ってる。あと、絶対に「飲み行こうぜ〜!」だけで終わらせないようにしたい。 

早稲田、サークル多すぎるけど、自分に合う場所、ちゃんとあるから。

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