「アートって難しそう…」「美術館って静かで入りにくい」
そんなイメージを持っている早稲田生にこそ届けたい情報があります。
実は、学生証1枚あれば、都内の国立美術館の多くを“無料”または“割引”で楽しめるって知っていましたか?
今回は現役早稲田生である筆者が、キャンパスメンバーズ制度を実際に使ってみた体験とともに、その魅力や活用法をたっぷりご紹介します。
先日、ふと思い立って竹橋にある東京国立近代美術館へ行ってみました。
展示を観る前に受付で「学生証はお持ちですか?」と聞かれ、何気なく早稲田の学生証を提示したところ——まさかの入館料無料。
ちょっと得した気分と同時に、「この制度、あまり知られていないのでは?」と感じ、今回この記事を書くことにしました。
早稲田生なら無料&割引!「キャンパスメンバーズ制度」って?
早稲田大学は、文化庁所管の「キャンパスメンバーズ制度」に加盟しています。
これは、対象となる国立の美術館やアーカイブで所蔵展が無料・企画展が割引になるという、実はかなりありがたい制度です。
つまり、学生証を持っているだけで、気軽に一流の芸術に触れられるということ。これはぜひ活用しない手はありません。
対象施設はこの4つ。全部都内です
・東京国立近代美術館(竹橋)

画像:東京国立近代美術館公式ホームページhttps://www.momat.go.jp/
明治から現代にかけての日本美術を中心に展示。館内は静かで落ち着いた雰囲気で、皇居周辺を散歩したあとにふらっと立ち寄るのにもぴったりです。
・国立西洋美術館(上野)
西洋美術に特化した国内唯一の美術館。モネやロダンなど印象派の名作が揃い、松方コレクションの奥深さには思わず息をのむはず。
・国立新美術館(六本木)
常設展はなく、行くたびに違う展示が楽しめるスタイル。黒川紀章による曲線的な建築も圧巻で、展示+建物の両方を楽しめる場所です。
・国立映画アーカイブ(京橋)
日本で唯一の国立映画専門施設。クラシック映画から前衛作品まで、多彩な上映プログラムが揃っており、映画好きにはたまらない空間です。
利用方法はとてもシンプル。
特別な申請や書類は一切不要。各施設の受付で学生証を見せるだけでOKです。
常設展なら無料、企画展は学割よりもさらに安い価格で入れることもあり、「本当にこれでいいの?」と戸惑うほど。
個人的イチオシは、国立新美術館
筆者として特におすすめしたいのは六本木の国立新美術館。展示ごとにまったく異なるテーマが展開されるため、毎回まるで別の世界に迷い込んだような感覚を味わえます。
「正直、アートってよくわからない」という人でも大丈夫。
“なんとなくすごい”“色がきれい”“この空間、落ち着く”——そんな直感的な感覚を大切にしながら、自分なりの楽しみ方を見つけてみてほしいと思います。
美術館は、実はデートにもおすすめ
静かな空間で一緒に展示を観たあと、近くのカフェで感想を語り合う。それだけで、いつもより少し深い会話が生まれたり、お互いの価値観に触れられたりするものです。
もちろん一人で行くのも大いにアリ。
自分のペースで展示を巡り、印象に残った作品をじっくり眺める時間は、ちょっとしたリセットにもなります。
展示の感想をSNSにシェアするのも、またひとつの楽しみ方です。
アートとの出会いは、想像以上に“使える”
芸術に触れることは、自己満足にとどまりません。
「幅広く教養を身につけている」「日常の中で感性を磨いている」という印象は、実際に就活でもプラスに働く場面があります。
たとえば面接で「学生時代に力を入れたこと」を問われたとき、アートとの関わりを自分の言葉で語れると、それだけで他の学生との差別化につながります。
アートは、“理解するもの”ではなく“感じるもの”。
難しく考えず、まずは一歩ふみ出してみることが大切です。
週末や空きコマ、ふと気が向いたとき。
学生証をポケットに入れて、都内の美術館へふらっと出かけてみてはいかがでしょうか。
その一歩が、新しい価値観との出会いになるかもしれません。
早稲田情報局では、今後も「知ってトクする早稲田ライフ」の情報を発信していきます。お楽しみに!
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学生生活/お得情報/アート・文化
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