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なぜ早稲田には“バカっぽくて優秀な人”が多いのか?【考察記事】

Posted on 2025年4月12日2025年7月11日 by 情報局 メンバー

「あいつ、なんでバカっぽいのにあんなに優秀なんだ?」という謎

早稲田のキャンパスを歩いていると、不思議な人物に何度も出会う。

授業中は寝てばかり。出席もギリギリ。ゼミ中もスマホをいじっている。昼は馬場の居酒屋でゲラゲラ笑って、夜はロータリーで飲み会の音頭をとってる。けれどなぜか、試験では点を取っているし、インターンの話を聞けば「外資行くっぽい」「コンサル決まったらしい」。就活でも名前を聞く企業から内定を得て、しかも周囲からの信頼も厚い。

見た目も言動も“バカっぽい”のに、実は誰よりも優秀。早稲田には、そんな人がやたら多い。しかも、彼らは自分の優秀さを必要以上にひけらかさない。むしろ隠すように、軽口を叩きながら日常を楽しんでいる。

このギャップはどこから生まれるのか。“バカっぽい優秀さ”という、早稲田らしさの正体を、改めて言葉にしてみたい。

 

真面目を装わないことが、むしろ信頼を生む

早稲田にいる“バカっぽい優秀な人”たちは、総じて地頭がいい。思考が速く、勘が鋭く、要点を押さえるのがうまい。ただ、その頭の良さをアピールするための外装をまったくまとわない。

「ワンチャンで提出したレポート、意外とA+だった」
「資料あんま見てなかったけど、ノリで乗り切った」

そんな言葉をさらりと口にしてしまう。でもその“ノリ”の裏には、確かな構造理解や語彙力、あるいは場を読む力が備わっている。だから彼らの発言には、なぜか納得してしまう説得力がある。

見せつけようとしないからこそ、信頼される。飾らないからこそ、相手が構えずに話せる。その距離感のうまさは、まさに“処世術”としての地頭の良さだ。

 

ふざけることに全力な人は、どこかで本気も持っている

早稲田には、「意味があるかどうか」で行動を決めない人が多い。ハロウィンに本気で仮装したり、ゼミのプレゼンにネタを仕込んできたり、サークルのYouTube動画の編集に週20時間かけていたり。何かに全力でふざける文化が根付いている。

けれどその“ふざける全力”の裏側には、実は「努力の使い方を知っている」という感覚がある。本気を出すポイントがわかっているから、抜くときに抜ける。手を抜いているようでいて、勝負どころではきっちり締めてくる。試験前日に詰め込んで、翌日90点。就活で「対策何もしてない」と言いながら最終面接で圧倒的なパフォーマンス。

抜きどころと入れどころの切り替えがうまいのだ。その振れ幅が、結果として「バカっぽいのに優秀」というギャップを生み出している。

 

「優秀さの型」が決まっていないからこそ光る自由な知性

東大や一橋、京大といった大学では、学力的な優秀さに明確な型がある。高得点主義、学問へのリスペクト、論理性の一貫性。だが早稲田は、それとは違うタイプの“野生的知性”を受け入れる土壌がある。

受験制度も多様なら、学生のバックグラウンドも多様。帰国子女、浪人、指定校、社会人入学、推薦、AO…。早稲田には「違う」を否定しない文化がある。だからこそ、王道の勉強法を踏まずとも、独自のアウトプットで結果を出す人が目立つ。

プレゼンが異常にうまい。即興で空気を読んで話を展開できる。雑談の中で、いつの間にか世界史と映画と経済が繋がってる──。それができるのは、勉強の形を“教科書”に限っていないからだ。

知識は、日常の中に溶けていて、それをどう面白く語れるかが武器になる。だから「頭いいのにバカっぽい」が成立する。正確には、彼らは“型破りな頭の良さ”を、うまく隠しているだけなのだ。

 

言語化と瞬発力。“しゃべれる地頭”の強さ

早稲田の授業では、ディスカッションやプレゼンが多い。グループワークでは、場の雰囲気を整える“しゃべれる人”が重宝される。論理的で、でも難しい言葉ではなく、誰にでも伝わる言い回しができる。そういう人が、ゼミでは一目置かれる。

そして彼らの多くは、驚くほど準備をしていなかったりする。けれど話しながら論点を組み立て、相手の発言をうまく受け止めて、ズレのない返答を即座に返す。話のうまさ=その場の思考力であることが、露骨に可視化されるのが早稲田の授業スタイルなのだ。

“バカっぽくて優秀な人”は、これがうまい。何も構えてない風を装って、実は話しながら整理し、論理をつくっている。笑いながら、鋭い分析を差し込む。だから、結果として周囲が「なにこの人、バカっぽいのにすごい」となる。

 

追われていない人は、実は何かを持っている

もう一つの共通点として感じるのは、“余白と余裕”の存在だ。成績に追われているわけでもなく、就活に焦っているわけでもない。かといってダラダラしているわけでもなく、聞けば「3つのプロジェクトを掛け持ちしてる」とか「卒論のために週末は図書館にこもってる」とか、静かにすごい。

でもその忙しさを人に見せない。大変さを武器にしない。むしろ「いや〜全然何もしてないっすよ」と笑いながら、ちゃんと結果を出してくる。

自分のペースを持っている人は、環境に左右されない。流されない。だからこそ、キャラが“バカっぽい”ように見えても、芯がある。無理にカッコつけず、自然体でいられる。それが、長期的に見て最も強い優秀さのかたちなのだと思う。

 

「バカっぽい」という仮面は、自信と余裕の裏返しだった

「バカっぽい」という言葉は、本来ネガティブに聞こえる。でも早稲田においては、それが一種の“戦略”になっている。

真面目すぎないこと
隙があること
構えていないこと

それらが、「この人、実はすごいな」という感覚に転化される。ふざけることを許容する空気があるからこそ、本気の瞬間がより光る。型にはまらない知性が生きる場所だからこそ、バカっぽく見えても評価される。

“ふざけられる頭の良さ”は、計算ではなく、生き方のスタイルとして早稲田に根付いている。

それって案外、今の時代に一番強い才能かもしれない。ツール

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