小学校6年生から芸能活動を続けてきた、早稲田大学政治経済学部1年の村澤瑠依さん。俳優や雑誌モデル、恋愛リアリティーショー出演、SNSでの発信に加え、高校時代からは難民支援にも取り組んできた。
大学では、カンボジアの教育支援を行う国際協力団体に所属し、現在はサブリーダーとして活動している。8月には、現地カンボジアに実際に赴き、学校を訪問して子どもたちとの交流や教育支援活動にも取り組んだ。
朝は大学へ通い、夜はダンスサークルや国際協力団体の活動へ。芸能活動、学業、社会活動を並行して続ける村澤さんの現在地を聞いた。
小学生の頃から、表現する場所に立ってきた

村澤瑠依さんは、早稲田大学政治経済学部の1年生だ。
「小6から芸能活動を今も続けていて、雑誌のモデルとか、お芝居をやらせていただいたりとか、恋愛リアリティーショーに出演したこともあります」
小学校6年生から芸能活動を続けている。モデルとして写真に写ること。芝居で役を演じること。恋愛リアリティーショーに出演し、自分自身の言葉や姿を見せること。
活動の形はさまざまだが、村澤さんは早い時期から「人に見られる場所」「何かを届ける場所」に立ってきた。
芸能活動は、華やかに見える一方で、継続するには体力も精神力も必要になる。小学生の頃に始めた活動を大学生になった今も続けていることは、村澤さんにとって表現が一時的な経験ではなく、長く続いてきた日常の一部であることを示している。
ただ、村澤さんの活動は芸能だけに閉じていない。
高校時代からは、難民支援活動にも関わるようになった。
高校時代から続く、社会課題への関心
村澤さんは高校生の頃から、難民支援活動に取り組んできた。
「高校生の頃から難民支援活動を国連のUNHCR協会と連携して行っていて」
難民支援は、日常生活の中では遠いテーマに感じられることもある。けれど村澤さんは、高校時代からその問題に関わり、大学に入ってからも社会課題に向き合う活動を続けている。
大学での活動は、カンボジアの教育支援だ。
「その延長線上で、大学でもカンボジアの教育支援を行おうということで、立ち上げの国際協力団体に所属して、今はサブリーダーとして活動しています」
高校時代の難民支援から、大学でのカンボジア教育支援へ。対象や活動の形は変わっても、困難な状況にある人や、教育を必要とする人に目を向ける姿勢は続いている。
現在所属しているのは、立ち上げ段階の国際協力団体。村澤さんはその中で、サブリーダーとして活動している。
大学1年生として新しい環境に入ったばかりでありながら、ただ参加するだけでなく、団体を支える役割も担っている。そこには、自分が関心を持ったテーマに対して、実際に行動へ移していく村澤さんの姿がある。
芸能活動と国際協力。違うようで、つながっている二つの活動
芸能活動と国際協力は、一見するとかなり異なる分野に見える。
一方は、人前に立ち、自分や作品を表現する活動。もう一方は、社会課題に向き合い、誰かを支える活動だ。
けれど村澤さんの歩みを見ると、その二つは完全に別々のものではない。
芸能活動では、相手に届く表現が求められる。モデルとして、芝居として、番組出演として、自分の存在や言葉が誰かに届く。一方、国際協力では、自分とは異なる環境にいる人の状況を知り、その人たちに何が必要かを考え、行動する。
どちらにも共通しているのは、自分の外側にいる誰かを意識することだ。
村澤さんは、表現することと、支えることの両方に関わっている。人に見られる場所に立つ経験と、社会課題に向き合う経験。その両方を持っていることが、現在の村澤さんの活動の幅をつくっている。
ひとつの肩書きだけでは説明しきれない。芸能活動を続ける早大生であり、国際協力団体のサブリーダーでもあり、ダンスサークルにも参加する大学1年生でもある。
村澤さんは、複数の関心を切り分けずに、自分の生活の中で並行して続けている。
朝は大学へ、夜は活動へ。忙しさも含めた早大生の日常
村澤さんの大学生活は、かなり密度が高い。
「1年生なので基本的に、朝めっちゃ早く起きて、学校に通学しています。夜はダンスサークルとか、国際協力団体の活動に行っています」
早稲田の1年生として朝から授業に通い、夜はダンスサークルや国際協力団体の活動に向かう。
芸能活動、学業、ダンスサークル、国際協力団体。並べると、どれか一つだけでも十分に忙しい活動が、村澤さんの日常の中には複数ある。
それでも、村澤さんの話し方には、特別に構えた感じはない。朝早く起きて大学へ行き、夜は活動に向かう。忙しさも含めて、今の大学生活をそのまま受け止めているように見える。
大学生活は、授業だけで完結するものではない。サークルに入る人もいれば、外部活動を続ける人もいる。社会活動に関わる人もいる。村澤さんの場合、その選択肢が一つではなく、芸能、国際協力、ダンスという複数の形で広がっている。
その広がりは、彼がこれまで続けてきた活動の延長でもある。
小学生の頃から続けてきた芸能活動。高校時代から始めた難民支援。大学で出会った国際協力団体やダンスサークル。村澤さんの大学生活は、過去から続くものと、新しく始まったものが同時に動いている。
好きなワセメシは、ボンボン食堂のサムギョプサルセット

忙しい活動の話が続く中で、好きなワセメシを聞くと、村澤さんは「ボンボン食堂のサムギョプサルセットが大好きです」と答えた。
政治経済学部の1年生として授業に通い、夜はサークルや団体活動へ向かう。そんな日常の中で、早稲田周辺のご飯も大学生活の一部になっている。
芸能活動や国際協力と聞くと、少し遠い存在に感じる人もいるかもしれない。けれど村澤さんもまた、早稲田で授業を受け、朝の通学に向かい、ワセメシを楽しむ一人の学生だ。
この等身大の部分があるからこそ、村澤さんの活動は「特別な人の話」だけでは終わらない。同じ大学生活の中で、自分の関心をどこまで広げられるか。その一つの例として受け取ることができる。
一つに絞らず、関心を行動に変えていく
一つの肩書きに収まらず、芸能・社会課題・政治経済など複数の領域を横断しながら、自分なりの形を模索している村澤さん。
村澤さんの姿から分かることがある。
自分の関心が複数あってもいい。活動の領域が一つに定まっていなくてもいい。大事なのは、関心を持ったことを、そのまま放置せずに行動へ変えていくこと。
芸能活動と国際協力。学業とダンス。早朝の通学と夜の活動。
村澤瑠依さんは、そのすべてを大学生活の中に持ち込みながら、自分の活動の幅を広げている。
早稲田での生活は、まだ始まったばかり。
けれど、村澤さんはすでに、自分の関心を「興味がある」で終わらせず、実際の行動へと変え続けている。
芸能活動で培ってきた「伝える力」と、国際協力を通じて向き合ってきた社会課題。その二つを大学での学びとどう結びつけていくのか。その先でどんな活動を生み出していくのか。
村澤さんの大学生活は、これからさらに広がっていきそうだ。
