
1. 導入
斎藤:本日はよろしくお願いいたします。早稲田大学2年の斎藤と申します。今回は「早稲田情報局」の企画として、学生に企業のありのままの実態や魅力をお伝えするためのインタビューに参りました。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
長岩:よろしくお願いいたします。令和アカウンティング・ホールディングス株式会社で人事・採用の管理職を務めております、長岩と申します。
斎藤:まずは、長岩様のご経歴について詳しく伺ってもよろしいでしょうか。
長岩:はい。私は立教大学法学部を卒業後、新卒で航空業界へ入社いたしました。
斎藤:立教大学をご卒業後、最初は航空業界にいらっしゃったのですね。学生時代はどのような活動に注力されていたのでしょうか。
長岩:大学入学まではずっとクラシックバレエを続けておりました。そして大学時代は、体育会アメリカンフットボール部でマネージャーを務めており、部活動に注力した学生時代を過ごしていました。
斎藤:スポーツや部活動など、アクティブな学生生活を送られていたのですね。航空業界から現在の会社に至るまでには、どのようなキャリアの変遷があったのでしょうか。
長岩:実は、新卒時にミスマッチという挫折を味わいました。ただ、その経験があったからこそ、『人のキャリア』や『仕事観』に対してとても関心を持つようになりました。そこから「いつか人事として仕事がしたい」というキャリアの明確な目標が見えてきて、まずはその第一歩として、当時のリクルートキャリアへ転職しました。
斎藤:ご自身が就職活動でミスマッチを経験されたからこそ、人材やキャリアの分野へ進まれたのですね。そこから、現在の令和アカウンティング・ホールディングス社へ入社された決め手は何だったのでしょうか。
長岩:リクルートキャリアを経て当社へ入社したのが2021年の8月です。決め手は大きく2つあり、事業と環境の魅力でした。事業面では独自のビジネスモデルを持ちながら力強い成長を続けていること。環境面では、変化やチャレンジをどんどん歓迎するカルチャーに惹かれました。そこに加えて、目標だった人事というポジションで挑戦できることが、入社の決定打になりました。
斎藤:ご自身の原体験をもとにキャリアを歩まれ、現在は管理職としてご活躍されているのですね。本日は御社の独自のビジネスモデルや組織について、詳しく伺えればと思います。

2. 企業の概要
斎藤:次に、御社の事業内容について教えてください。令和アカウンティング・ホールディングス社は、どのようなクライアントに対して、どのようなサービスを提供されているのでしょうか。
長岩:当社は、企業の経営課題を会計の側面から解決する専門家集団です。主に上場企業や大企業を中心に、大きく2つの軸を組み合わせた独自のビジネスモデルでコンサルティングを提供しています。
斎藤:2つの軸と言いますと、具体的にどのような業務を行っているのでしょうか。
長岩:1つ目は、日常の経理処理から連結決算、開示業務までを担い、企業のパートナーとして継続的に伴走する「コンサルティングLong」です。単なる作業代行ではなく、経理処理が最終的にもたらす影響を判断し、付加価値のある情報を提供できるよう戦略の策定から実行までを一貫して支援します。
2つ目が、より高度な専門性を発揮する「コンサルティングShort」です。Longの支援を通じて深い信頼関係、強固なパートナーシップを築いているからこそご相談いただける領域です。 具体的には、M&Aにおける財務デューデリジェンスや企業価値評価(バリュエーション)、IPO支援といった、経営に直結するプロジェクトを数多くお任せいただいています。
斎藤:日常的な業務から、専門性の高いプロジェクトまで幅広くカバーされているのですね。クライアントである企業が、自社内で完結させず、御社のような外部の専門ファームに依頼する理由はどういったところにあるのでしょうか。
長岩:現代の企業が直面している「経理の高度化」と「深刻な人材不足」という2つの課題が背景にあります。近年、会計制度は非常に複雑化しており、多角的な知見に基づく高度な判断が求められています。一方で、労働人口の減少により、それに対応できる優秀な経理人材を社内で確保・育成することは極めて難しくなっているのです。
斎藤:なるほど。高度な専門性が求められる一方で、それを担う人材が不足しているからこそ、外部への委託ニーズが生まれるのですね。
長岩:おっしゃる通りです。当社のようなプロフェッショナルが実務と判断を担うことで、クライアントは「優秀な社内人材をコア業務に集中させる」ことができます。また、担当者の退職に左右されない「ノウハウの安定化」やコスト削減にも繋がり、持続可能な企業経営を担保できる。これが当社をパートナーとして選んでいただける最大の理由です。
斎藤:実際に担当されるクライアントには、どのような業界の企業がいらっしゃるのでしょうか。
長岩:不動産や金融業界、商社、インフラ、医療法人のほか、皆さんの生活に身近な事業を行う企業まで多岐にわたります。 自分の仕事が、そうした企業の成長を通じて広く社会を支えているという実感を持てるので、大きなモチベーションに繋がるはずです。
3. 企業の強み
斎藤:先ほど、2つのコンサルティングを組み合わせた独自のビジネスモデルというお話がありましたが、事業の成長性についてはいかがでしょうか。
長岩:当社の基盤である「Long」の顧客契約継続率は99.8%を維持しています。この強固な基盤があるからこそ高度な「Short」のご依頼も拡大し、売上高は毎年15%ずつの成長を継続している状況です。
斎藤:契約継続率が99.8%、さらに毎年15%の成長というのは、非常に高く安定した数字ですね。一方で、近年は様々な分野でAIの技術が発展していますが、会計や経理の分野においてAIの影響はどのように捉えていらっしゃいますか。
長岩:経理における定型的な処理は、 今後AIに代替されていくと思います。一方、我々はAIを脅威ではなく、ビジネスを進化させる最大のチャンスとも捉えて おり、2025年4月に「株式会社ミラクル経理」を設立しました。経理ノウハウと最新AIを融合させたAIプロダクト開発を行い、企業の経理DXを推進しています。
斎藤:自社でAIプロダクト開発も進められているのですね。ルーティン業務がAIに代替されていく中で、人間はどのような役割を担っていくとお考えでしょうか。
長岩:むしろ人間にとっては、より面白く高度な仕事に専念できる時代になると思います。AIを正しく使いこなした上で、人間が担うべきは「未来の予測」や「顧客のニーズを汲み取った判断や提案」です。
当社では、そうした人間ならではの付加価値を若いうちから発揮できる人材の育成に注力しています。
4. 社内の雰囲気
斎藤:ここからは、社内の組織や働く環境について伺いたいと思います。まず、組織はどのような構造になっているのでしょうか。
長岩:当社の組織は、クライアント別の事業部制(第1〜第5事業部)をとっています。大きな特徴は、どの部署に配属されたとしても、若手のうちから多種多様な会計業務を一気通貫で担当し、クライアントに伴走できる構造になっている点です。
斎藤:特定の業務に偏ることなく、幅広い経験ができるのですね。職場環境や社内のカルチャーについてはいかがですか。
長岩:当社は「Work in Life」という考え方を大切にしています。仕事と生活を切り離すのではなく、豊かな人生の一部として仕事を捉え、どちらも全力で充実させていこうというスタンスです。

斎藤:その「Work in Life」の考え方のもと、具体的にどのような制度が導入されているのでしょうか。
長岩:例えば、住宅手当や、朝食の無料提供といった制度があります。実はこれらも、社員のリアルな声から実際に導入されたものなんです。 他にも望年会やバースデーディナー、社員旅行など社内イベントが多いことも令和アカウンティングらしさです。
代表や役員と、社員の距離が非常に近く、年齢や年次に関係なくフラットに意見を提案できるのが当社の特徴ですね。
斎藤:社員の声が反映されて制度化される環境であり、役職者の方とも距離が近いというのは、風通しの良さが伺えます。

5. キャリアパスについて
斎藤:学生にとって入社後のキャリアパスや教育体制は非常に気になるポイントです。まずは新卒採用の実績について教えていただけますか。
長岩:当社では、毎年25名前後の新卒を採用しています。入社前の会計知識や学部を問わず幅広い学生を受け入れているのも特徴の一つです。
斎藤:入社後はどのような流れで仕事を覚えていくのでしょうか。教育体制について教えてください。
長岩:入社後はまず、1ヶ月間の合同研修を実施します。その後はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通じて実践的なスキルを磨いていただきます。教育環境の整備にも力を入れており、社内には過去の研修動画/資料を網羅したeラーニング環境が整っています。
斎藤:ご自身のペースで何度も学習できる環境があるのですね。
長岩:はい。それに加えて、全社的な品質向上のための社内研修も社員主体で頻繁に行われています。さらに、子会社「令和ヒューマン・ファースト株式会社」では社外向けの会計教育事業も展開しております。そのため、実務に特化した知識習得が可能な環境が充実しています。
斎藤:教育体制が大変手厚いですね。将来的なキャリアパスとしては、どのような選択肢が用意されているのでしょうか。
長岩:大きく2つの方向性があります。専門性を極めていく「高度専門職」のパスと、組織を牽引していく「総合職(マネジメント)」のパスです。若手のうちから裁量を持って、自分に合ったキャリアを描けるチャンスが豊富にあります。
6. 欲しい学生像
斎藤:御社が新卒採用で求めている人物像について教えてください。会計専門ファームということで、やはり入社前から資格などが必要なのでしょうか。
長岩:いえ、資格の有無よりも重視していることがあります。それは「人間力」や「チャレンジ精神」、「顧客視点での判断力」、「チーム意識」、そして「旺盛な知識欲」等です。
斎藤:資格よりも、マインド面や対人スキルを重視されているのですね。
長岩:はい。我々はコンサルタントとして業務を行うため、人との交流を好み、自ら考え抜いて提案するアウトプット力が求められます。
斎藤:先ほどのAIのお話にも繋がりますね。人間にしかできない価値を提供するからこそ、そうした力が求められるということでしょうか。
長岩:まさにその通りです。今後さらにAIが発展していく中で、我々はAIを使いこなしながら人間だからこそ提供できる付加価値の高いサービスを追求していきます。そうした変化の激しい時代を楽しめる、成長意欲とポテンシャルの高い人材を求めています。
7. 早大生へのメッセージ
斎藤:最後に、記事を読んでいる早稲田大学の学生へ向けて、メッセージをお願いいたします。
長岩:当社では現在20名以上の早稲田大学出身者が第一線で活躍しています。
当社のミッションは、企業が自社の事業活動に集中できるよう、会計を基盤としたコンサルティングで全面的に伴走することです。
若いうちから市場価値の高い専門性を身につけ、企業の成長を力強く支えたいという思いを持った方には、当社は非常にやりがいを感じられる環境だと思います。ぜひ、皆様とお会いできることを楽しみにしています。
斎藤:本日は、会社の事業や強みから社内のリアルな雰囲気まで、貴重なお話を詳しく伺うことができました。ありがとうございました。
長岩:こちらこそ、ありがとうございました。

