みなさんこんにちは!
早稲田情報局です!
今回紹介するのは、早稲田大学の中でも「文キャン感」が最も強い学部、文学部です!
早稲田で「文学部です」と言うと、だいたいこんな反応をされます。
他にも「小説とか書くの?」「文構と何が違うの?」「戸山キャンパスの人?」などと聞かれることが多いです。
- 文学部は、名前だけ聞くと「文学を読む学部」と思われがちです。
- もちろん日本文学や英文学、フランス文学など、文学をしっかり学ぶコースはあります。
- ただ、文学部の中身はそれだけではありません。
- 1年生の第二外国語がかなり重いです。
- 戸山キャンパスはきれい、おしゃれな人が多い、ミルクホールが人気です。
文学部は、思っているより本当に幅広いです。
今回は、早稲田大学文学部について、基本情報だけでなく、二外、コース選び、戸山キャンパス、文学部あるあるまで、かなり学生目線で紹介していきます!
- 文学部の18コースと学部の特徴が分かります!
- 「文学を読むだけ」ではない文学部の実態が分かります!
- 第二外国語がなぜ重いのか、その意味が分かります!
- 戸山キャンパスとミルクホール文化が分かります!
- 受験生向けの入試情報と進路事例も分かります!
目次
- 早稲田大学【文学部】を解説!
- 【文構と何が違うの?】文学部生、何回も聞かれる問題
- 【18コース】文学部、コースが多すぎる!
- 【哲学・東洋哲学】考えすぎる人たちの場所
- 【心理学コース】人気。でも、普通に大変
- 【社会学コース】ノリがいい人が行きがち?
- 【教育学コース】穏やか、少人数、先生が優しい
- 【日本語日本文学】文学部っぽさのど真ん中
- 【中国語・英語・仏独露】語学文学系は人数差がすごい
- 【史学系】オタクばかりかと思いきや、意外とそうでもない
- 【美術史】絵が得意な人もいる。雰囲気は穏やか
- 【1年生】文学部生活は、第二外国語から始まる
- 【中国語】天国と地獄の差がある?
- 【基礎演習】レポートの書き方を学ぶ。面白いかはクラス次第
- 【EGCとSPARK】みんなで協力する文学部1年生
- 【コース選択】動画とリアペが地味に面倒
- 【戸山キャンパス】文学部は、やっぱり文キャン
- 【ミルクホール】文学部生の胃袋を支える存在
- 【おしゃれ】文学部、おしゃれな人が多い説
- 【サークル】文学部生、だいたいどこかには入ってる
- 【学校行かない問題】履修を組めば、週2もありえる
- 【少人数コース】濃い関係ができる
- 【入試情報】文学部、文キャンのゆるさに騙されるな!
- 【進路】文学部だから出版だけ、ではありません
- 【文学部生の空気】ゆるい。でも、好きなものには急に深い
- 【他学部から見た文学部】だいたい半分正解、半分偏見
- 【まとめ】早稲田大学文学部
早稲田大学【文学部】を解説!
文化構想学部が「文化や社会を横断的に見る学部」だとしたら、文学部はもう少し専門に潜っていく感じがあります。
文学部は、1年次にはコースに所属せず、基礎教育で土台を固め、2年次から専門課程のコースに進む「1・3制」を取っています。1年次には必修基礎演習、入門講義、学術的文章の作成、英語、基礎外国語などを学び、2年次から専門コースで深く学んでいく仕組みです。
つまり、1年生のうちは、「文学部に入りました!でも、まだ何コースかは決まってません!」という状態です。
ここがかなり重要です。
1年生の間に、いろいろな入門講義を受けます。哲学、心理学、社会学、教育学、文学、史学、美術史、考古学……。そして2年生から、「自分はここに進む!」とコースを選びます。
文学部は、入学時点で専門を決め切らなくていい学部です。ただし、2年生になる前にコースを選ぶので、1年生の間にちゃんと情報を集めないと、あとで「あれ、思ってたのと違う……」となる可能性があります。
【文構と何が違うの?】文学部生、何回も聞かれる問題
文学部生がよく聞かれる質問。「文化構想学部と何が違うの?」
どちらも戸山キャンパス。文キャンの人。スタバにもいる。ミルクホールにもいる。外から見ると、かなり似ています。
正直、中にいても「文と文構って、どこまで違うんだろう」と思う瞬間はあります。
ただ、ざっくり言うなら、文学部はコースで専門を深く掘る。文化構想学部は論系で広くつなげる。このイメージが近いです。
文学部には18コースがあります。コース名もかなりはっきりしています。哲学。心理学。社会学。教育学。日本語日本文学。英文学。美術史。日本史。考古学。「何を学ぶのか」が比較的見えやすいです。
一方、文構は「表象・メディア」「現代人間」「社会構築」など、より横断的な名前の論系に進みます。
もちろん、どちらも境界はかなり重なります。公式にも、文学部と文化構想学部は外国語科目と講義科目を共通化し、「ブリッジ科目」として約1,100の科目を共有していると説明されています。所属の論系・コースを超えて履修できるのも特徴です。
つまり学生目線では、「文と文構、授業はけっこう一緒」「でも、専門に進む単位がコースか論系かで違う」「文学部の方が『研究室・コース感』が強い」という感じです。
文構が広場なら、文学部は小部屋がたくさん並んでいる感じ。どの部屋に入るかで、4年間の雰囲気がかなり変わります。
【18コース】文学部、コースが多すぎる!
文学部には18コースがあります。
多いです。もう一回言います。18コースあります。
早稲田大学公式のコース紹介では、哲学、東洋哲学、心理学、社会学、教育学、日本語日本文学、中国語中国文学、英文学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、ロシア語ロシア文学、演劇映像、美術史、日本史、アジア史、西洋史、考古学、中東・イスラーム研究の各コースが紹介されています。
こう並べると、文学部というより、人文社会科学の巨大デパートです。
- 文学だけではありません。
- 哲学もあります。心理学もあります。社会学もあります。教育学もあります。
- 歴史もあります。美術もあります。演劇も映像もあります。
- 中東・イスラーム研究まであります。
文学部という名前に騙されてはいけません。本当に幅広いです。
【哲学・東洋哲学】考えすぎる人たちの場所
哲学コースは、人生、自分、世界について深く考えるコースです。日常会話でこれを始めると少し面倒な人に見えるかもしれませんが、哲学コースでは正面から扱えます。
東洋哲学コースは、インド・中国・日本を中心に、思想・宗教・文化を研究します。公式でも、仏教・儒教・道教・神道などを研究領域とし、原典講読を通して本来の意味を読み解くと説明されています。
【心理学コース】人気。でも、普通に大変
文学部で人気が高いと言われがちなのが、心理学コースです。心理学って、響きが強いです。人の心。恋愛。性格。行動。メンタル。人間関係。なんとなく面白そう。
そのため、心理学コースは人気になりがちです。ただし、心理学コースは「人の気持ちが分かるようになるコース」ではありません。ちゃんと研究します。実験。統計。調査。かなり学術的です。
「心理学楽しそう!」だけで行くと、思ったよりガチで驚くかもしれません。心理学コース、人気だけど甘くはないです。
【社会学コース】ノリがいい人が行きがち?
社会学コースも人気です。社会学は、家族、メディア、ジェンダー、都市、労働、階層、文化、集団、コミュニケーションなど、人間社会のあらゆる現象を扱います。テーマが身近なので、興味を持ちやすいです。
文学部内では、社会学コースにノリのいい人、遊びたい人、社交的な人が行きがちという偏見もあります。もちろん全員ではありません。でも、なんとなく分かります。社会学はテーマが今っぽくて、話しやすい。授業内容も、現代社会とつながりやすい。結果として、明るめの学生も集まりやすいのかもしれません。
ただし、社会学もちゃんとやると普通に大変です。調査もあります。理論もあります。レポートもあります。卒論もあります。「楽しそう」だけでは終わりません。
【教育学コース】穏やか、少人数、先生が優しい
教育学コースは、文学部の中でも穏やかな雰囲気があると言われがちです。人数もそこまで多くなく、30人前後の少人数という感覚もあります。先生も優しく親身、という話も。
教育学コースは、教育について考えるコースです。ただし、「教育学部」とは違います。文学部の教育学コースは、教育を人文社会科学の一分野として学ぶイメージです。
文学部内の教育学コースには、本当に教育学を学びたい人もいれば、心理学や社会学の人気・レポート負荷を見て教育学を選ぶ人もいる、というかなりリアルな話も。理由は人それぞれです。
でも、教育学コースは穏やかで、居心地の良いコースという印象があります。「落ち着いて学びたい」人には合いそうです。
【日本語日本文学】文学部っぽさのど真ん中
日本語日本文学コースは、かなり文学部っぽいです。日本語。日本文学。古典。近現代文学。言葉。表現。作品。「文学部に来たな」という感じが一番あります。
ただし、日本文学が好きなだけでは乗り切れません。作品を読むだけではありません。時代背景を調べる。言葉の意味を追う。先行研究を読む。注釈を見る。本文の異同を見る。自分の解釈を組み立てる。文学部らしい地道さがあります。
小説が好きだから文学部、という入口はありです。でも、大学の文学研究は「好きな作品について語る会」ではなく、「作品を根拠を持って読み解く作業」です。好きだけではなく、粘り強さも必要です。
【中国語・英語・仏独露】語学文学系は人数差がすごい
文学部には、中国語中国文学、英文学、フランス語フランス文学、ドイツ語ドイツ文学、ロシア語ロシア文学があります。
英文学は比較的人数も多く、イメージしやすいコースです。英語を使って文学や文化、言語を学びます。ただし、英会話スクールではありません。英語で文学や表現を研究する場所です。
中国語中国文学は、中国語や中国文学・文化を深く学びます。中国語は1年生の第二外国語でも選ぶ人が多く、文学部内でも存在感があります。
一方で、ロシア語ロシア文学のようなマイナー言語系は、人数が少なめになりがちです。文学部あるあるでも、ロシア文学は人数が少ない、マイナーな言語のコースは少人数になりやすいと語られています。
でも、少人数コースには少人数コースの良さがあります。距離が近い。先生に覚えてもらいやすい。コース内で仲良くなりやすい。学外で旅行に行くくらい交流が深いこともある。大人数でわちゃわちゃするコースもあれば、少人数で濃くつながるコースもある。文学部のコース差、かなり大きいです。
【史学系】オタクばかりかと思いきや、意外とそうでもない
文学部には、日本史、アジア史、西洋史、考古学、中東・イスラーム研究などの史学系コースがあります。歴史が好きな人にはかなり魅力的です。
史学系というと、「歴史オタクが集まるのでは?」と思われがちです。もちろん、詳しい人はいます。歴史への愛が強い人もいます。でも、全員がガチガチの歴史オタクというわけではありません。
文学部あるあるでも、史学コースは意外とオタクばかりではなく、不真面目な人もいるというかなり人間味のある話があります。どのコースにも、真面目な人とそうでもない人がいます。文学部は、想像よりずっと普通の大学生も多いです。
【美術史】絵が得意な人もいる。雰囲気は穏やか
美術史コースも、文学部らしいコースです。絵画。彫刻。建築。作品。美術作品を、感覚だけでなく歴史や文化の中で読み解いていきます。
美術史は、作品を見るのが好きな人にはかなり楽しいはずです。ただ、絵が描けるかどうかより、作品をどう見るか、どう言葉にするかが大事です。「美術館が好き」「絵を見るのが好き」「作品の背景を知りたい」「時代ごとの美意識を考えたい」こういう人にはかなり向いていそうです。
【1年生】文学部生活は、第二外国語から始まる
文学部の1年生を語るうえで、絶対に外せないものがあります。第二外国語。週4です。週4。
大学に入ったばかりの1年生にとって、第二外国語は授業というより、ほぼクラスです。毎週顔を合わせる。小テストがある。課題がある。発音で恥をかく。ペアワークがある。先生のクセを共有する。授業後に学食へ行く。この流れで友達ができます。
文学部は2年生からコースが分かれるので、1年生の第二外国語でできた友達は、コースが違っても続く貴重な存在になります。二外は大変です。でも、二外がなかったら友達づくりで詰んでいた人もいると思います。
【中国語】天国と地獄の差がある?
文学部の第二外国語の中でも、中国語は人数が多いイメージがあります。そして中国語クラスは、先生によって厳しい・ゆるいの差がかなり出ると言われがちです。
中国語は、他の言語より受講者が多い分、クラス数も多くなります。すると当然、先生の違いも出ます。小テストが厳しい先生。発音をしっかり見る先生。復習をかなり求める先生。比較的ゆるい先生。雰囲気が明るい先生。同じ中国語でも、クラスによって体感が全然違います。
さらに、中国語は授業時間が50分の代わりに、パソコンを使った予習・復習教材に取り組む必要がある、という話もあります。「50分なら短くて楽じゃん!」と思った人。その分、復習があります。世の中そんなに甘くありません。
【基礎演習】レポートの書き方を学ぶ。面白いかはクラス次第
文学部1年生には、必修基礎演習があります。公式でも、必修基礎演習は、人文科学を学ぶ上で必要な文献の探し方、読み方、レポートの書き方などを学ぶ科目と説明されています。大学でレポートを書くための土台になります。
ただ、学生目線でいうと、面白いかどうかはクラスと先生によります。文学部あるあるでも、必修基礎演習はレポートの書き方を学ぶが、授業としてはつまらないこともあり、クラスによっては休む人も多いとされています。でも、先生によってはかなり温かいです。
必修英語のEGCや基礎演習が同じクラスで、先生によってはケーキやおやつを買ってきてくれることもある、というかなり可愛い話もあります。「レポートの書き方を学ぶ授業」と聞くと地味ですが、クラスの雰囲気次第では、1年生の居場所になります。
【EGCとSPARK】みんなで協力する文学部1年生
文学部の必修英語には、EGCがあります。そこで出てくるのが、SPARK。文学部あるあるでは、SPARKは3回やり直せるため、学生同士で協力しながら進める人もいると語られています。この「みんなでなんとかする」感じ、大学1年生っぽいです。
最初は真面目に一人でやる。だんだん要領が分かってくる。友達と答え合わせする。「これどうなった?」と聞く。とりあえず期限までに出す。どこまでが協力で、どこからが危ないのか。そのラインは各自で考えましょう。文学部は人間を学ぶ学部です。自分の倫理観も学べます。
【コース選択】動画とリアペが地味に面倒
文学部では、2年生からコースに進みます。そのため1年生のうちに、コース選択に向けて各コースの情報に触れる必要があります。文学部あるあるでは、2年次からのコース選択のためにコース紹介動画を見てリアクションペーパーを書かなければならず、それが面倒だったという話があります。
分かります。動画を見る。リアペを書く。また動画を見る。またリアペを書く。最初は「いろんなコースが知れて面白い!」と思います。でも量が増えてくると、「またリアペか……」となります。
ただ、ここを雑にすると、コース選びで後悔する可能性があります。文学部は18コースあります。名前だけで選ぶと危険です。心理学が人気だから心理。社会学が楽しそうだから社会学。なんとなく教育学。文学部だから日文。映画好きだから演劇映像。入口としてはありです。でも、そのコースで実際に何をやるのかは、ちゃんと見た方がいいです。文学部のコース選択は、かなり4年間を左右します。
【戸山キャンパス】文学部は、やっぱり文キャン
文学部のキャンパスは戸山キャンパス。通称、文キャンです。文キャンには独特の空気があります。本キャンより少し落ち着いている。緑がある。きれい。文学部・文構っぽい人がいる。スタバがある。ミルクホールがある。文キャンらしいゆるさがある。
文学部あるあるでも、キャンパスがきれい、おしゃれな人が多い、ミルクホールが人気とされています。文キャンは、早稲田の中でもかなり雰囲気が良いです。大隈講堂のある本キャンとはまた違う、少し文化的で、少しのんびりした空気があります。
文キャンにいると、早稲田の学生というより「文キャン民」になっていきます。本キャンに行くと、少し人が多すぎて疲れる。逆に本キャン勢からすると、文キャンは少し別世界です。文学部生は、その別世界で日々レポートを書いたり、二外に行ったり、ミルクホールでパンを買ったりしています。
【ミルクホール】文学部生の胃袋を支える存在
戸山キャンパスといえば、ミルクホール。文学部あるあるでも、戸山キャンパス内のパン屋として「めっちゃ人気」とされています。ミルクホールは、文キャン生にとってかなり大事です。
授業前に買う。空きコマに行く。友達と行く。昼に行く。なんとなく行く。文学部生の生活圏に自然に入ってきます。「今日ミルクホール行く?」この一言で成立します。本キャンでいう生協やワセメシとは少し違う、文キャンならではの距離感があります。
文学部生は、戸山のきれいなキャンパスとミルクホールで、なんとなくいい大学生活をしているように見えます。もちろん、裏では二外とレポートに追われています。
【おしゃれ】文学部、おしゃれな人が多い説
文学部は、おしゃれな人が多いと言われがちです。文キャン全体の雰囲気もあります。文化構想学部と文学部がいる戸山キャンパスは、服装や雰囲気が本キャンとは少し違います。でも、文キャンに行くと少し分かります。
文学部は、派手な陽キャというより、静かにおしゃれな人が多い印象です。もちろん全員ではありません。でも、全体として「文キャンっぽい」雰囲気はあります。文学部、おしゃれ偏差値は高めです。
【サークル】文学部生、だいたいどこかには入ってる
文学部は、サークル加入率が高めの印象があります。文学部あるあるでは、サークル加入率は肌感で8割くらい、多くの学生がどこかのサークルに所属しているとされています。
文学部は、授業の組み方によっては時間を作りやすいです。その分、サークルに力を入れる人も多いです。演劇。音楽。出版。映画。学生メディア。ゆるサー。かなりいろいろいます。
文学部で学んでいることと、サークル活動がつながる人も多いです。演劇映像コースに興味があって演劇サークル。文芸に興味があって出版系サークル。メディアに関心があって学生メディア。美術史に興味があって展示や芸術系。こういうつながり方は、文学部らしいです。
ただ、勉強に真面目な人が少ないという自虐もあります。もちろん、真面目に勉強している人もいます。でも、全員が図書館で古典を読んでいるわけではありません。文学部生も普通に大学生です。遊びます。
【学校行かない問題】履修を組めば、週2もありえる
文学部は、授業の取り方によってはかなり自由です。文学部あるあるでは、うまく履修を組めば週2回の通学で済むケースがあると語られています。これはかなり大きいです。
1年生は二外で週4あるので、かなり大学に来ます。でも2年生以降、二外が終わり、コース科目やブリッジ科目をうまく組むと、急に時間割が軽くなることがあります。「え、今学期週2?」あります。
ただし、週2だから楽とは限りません。レポートはあります。本は読みます。ゼミや演習はあります。卒論もあります。大学に行く回数が少ないだけで、やることがないわけではありません。とはいえ、授業を詰める日と空ける日を作りやすいのは、文学部の魅力です。空いた時間でサークル。バイト。読書。映画。使い方は人それぞれです。文学部は、時間の使い方で大学生活がかなり変わります。
【少人数コース】濃い関係ができる
文学部の面白いところは、大人数コースと少人数コースの差がかなりあることです。心理学や社会学のように人気があるコースもあります。一方で、ロシア語ロシア文学やマイナーな言語系、人数の少ないコースでは、かなり密な人間関係ができることもあります。
少人数コースでは、学生同士の交流が深く、学外で旅行に行くような関係が生まれることもあると語られています。これは大人数コースにはない魅力です。先生との距離が近い。同期の顔が分かる。みんなの研究テーマが分かる。授業で発言しやすい。仲良くなりやすい。少人数は少人数で濃いです。文学部の中でも、コース選びによってコミュニティの濃さがかなり変わります。
【入試情報】文学部、文キャンのゆるさに騙されるな!
ここで、受験生向けに基本的な入試情報も見ておきましょう!
早稲田大学文学部の偏差値は、旺文社パスナビの河合塾データでは67.5〜70.0。共通テスト得点率は94%とされています。文キャンのゆるくておしゃれな雰囲気に騙されそうになりますが、入るのは普通にかなり難関です。
2027年度の一般選抜は、外国語・国語・地歴の3教科で、募集人員は260名。配点は英語75点、国語75点、地歴50点の合計200点です。
英語4技能テスト利用方式もあります。これは、基準を満たす英語4技能テストのスコアを提出した人について、国語75点・地歴50点の2教科で判定する方式です。募集人員は85名です。
さらに、一般選抜の共通テスト利用方式もあります。これは、共通テストの得点と一般選抜2教科、つまり英語・国語の得点を合算して判定する方式で、募集人員は25名です。
文学部は、入ってからはかなり自由です。でも、入るまでは全然ゆるくありません。「文キャンでのんびりしたい!」で目指すのは全然ありです。ただ、その前に英語・国語・地歴をしっかり仕上げる必要があります。
【進路】文学部だから出版だけ、ではありません
文学部の進路は、かなり幅広いです。「文学部=出版社」「文学部=先生」「文学部=大学院」こういうイメージもあります。もちろん、出版や教育、大学院に進む人もいます。でも、実際にはかなりいろいろな業界に行きます。
早稲田大学キャリアセンターの2024年度進路状況では、文学部は卒業者627人、就職485人、進学70人。業種別では、情報通信が20.6%、専門サービスが14.6%、金融が13.6%、メーカーが12.4%、マスコミが8.7%となっています。上位就職先には東京都職員Ⅰ類、国家公務員一般職、日本電気、三菱UFJ銀行、NTTドコモ、ニトリ、富士通、日本航空、NTTデータ、ベイカレント、アクセンチュアなどが並んでいます。
文学部、普通に就職強いです。
- 情報通信。コンサル。金融。メーカー。
- 公務員。マスコミ。航空。小売。
- かなり幅広いです。
文学部で学ぶことは、資格に直結するものばかりではありません。でも、文章を読む力、考える力、書く力、人間や社会を理解する力は、いろいろな仕事で使えます。ただし、就活では少し工夫が必要です。
「文学部です。小説が好きです」だけだと弱いです。何を読んだのか。何を考えたのか。どんな問いを立てたのか。コースで何を学んだのか。レポートや卒論で何を深めたのか。サークルや課外活動で何をしたのか。ここまで話せると、文学部の強さが出ます。文学部は、学んだことを自分の言葉で説明できる人が強いです。
【文学部生の空気】ゆるい。でも、好きなものには急に深い
文学部生の雰囲気を一言で言うなら、普段はゆるい。でも、自分の好きな分野になると急に深い。です。
好きな作家の話になると止まらない。歴史の話になると急に詳しい。哲学の話をし始めると帰ってこない。心理学の話になると真面目になる。映画の話になると目が変わる。美術館の話になると熱量が上がる。
文学部生は、全員が常に真面目なわけではありません。授業を休む人もいます。サークルに全力の人もいます。履修をうまく組んで大学にあまり来ない人もいます。でも、それぞれどこかに「好き」や「こだわり」を持っている人が多いです。
文学部の面白さは、そこです。何気ない趣味や関心が、ちゃんと学問になります。小説を読む。映画を見る。絵を見る。人間関係を考える。社会を見る。歴史を調べる。言葉にこだわる。それが、大学の学びになる。文学部は、「好き」を深く掘れる学部です。
【他学部から見た文学部】だいたい半分正解、半分偏見
他学部から見た文学部のイメージは、だいたいこんな感じです。「本読んでそう」「文キャンでおしゃれそう」「女子多そう」「ミルクホールにいそう」「文構と違いが分からない」「単位楽そう」「レポート多そう」「サークル楽しんでそう」半分正解です。
ただ、それだけではありません。文学部は、思っているより専門が深いです。2年生からコースに進むと、かなり研究っぽくなります。心理学なら実験やレポート。史学なら史料や文献。文学なら作品と研究史。哲学なら概念と議論。美術史なら作品分析。教育学なら人間形成や制度。
「なんか文学部って楽しそう」で入るのはありです。でも、ちゃんと学ぼうとすると普通に深いです。文学部は、ゆるさと深さが同居している学部です。
【まとめ】早稲田大学文学部
文学部は、名前だけ見ると「文学を読む学部」に見えます。でも実際には、かなり幅広いです。
- 哲学を考える人。心理学でレポートに追われる人。
- 社会学で現代社会を語る人。教育学で人間形成を考える人。
- 日本文学に潜る人。英文学を読む人。ロシア文学の少人数コミュニティにいる人。
- 美術史で作品を見つめる人。史学で史料と向き合う人。
全部、文学部です。
そして、その学生生活はかなり文キャン的です。二外で友達ができる。ミルクホールに行く。戸山キャンパスで過ごす。サークルに入る。コース選択で悩む。レポートを書く。たまに大学へ行かない。でも、好きなものについては急に語る。
文学部は、早稲田の中でもかなり人間味のある学部です。派手な看板学部ではないかもしれません。でも、自分の好きなものを深く掘り、言葉にし、人間や文化を考えるには、かなり贅沢な場所です。
そして今日も文学部生は、二外に行ったり、ミルクホールに並んだり、コース選択に悩んだり、どこかの教室で静かにレポートを書いています。
