1. 【自己紹介】外食大手から人事の道へ、新卒採用責任者が語るキャリア

斎藤:本日はよろしくお願いします。早稲田情報局の記者として、学生目線で御社の魅力に迫りたいと思います。まずは自己紹介をお願いできますでしょうか。
岩崎陵架(以下、岩崎):よろしくお願いします。私は新卒で外食業界の大手企業に入社し、22歳で店舗責任者として売上や利益、採用、教育などの意思決定をすべて自分で行う経験をしました。その後、人事としての市場価値を上げたいと考え、4年半ほど前にナハトへ転職しました。当時は人事部ができて1ヶ月ほどのタイミングで、私は2人目の人事担当でした。現在は新卒採用チームの責任者を務めています。
2. 【事業内容】8期目売上310億。広告代理店の枠を超え、第二創業期「事業創造マーケティング」企業へ。
斎藤:ナハトさんは非常に高い成長率を維持されている印象ですが、具体的にどのような事業を展開されているのでしょうか。
岩崎:主軸は広告代理店事業です。しかし、単なる代理店機能だけではなく、そこをキャッシュエンジンとしながらD2C事業など自社で事業も展開しているのが特徴です。現在は8期目ですが、広告業以外にも多角的に事業を広げています。
斎藤:D2C事業ではどのようなものを扱っているのですか?
岩崎:ライフスタイルブランドが中心ですね。広告代理店が自社ブランドを持っているケースは非常に珍しいと思います。また、店舗事業としてゴルフスクール「100 GIRI GOLF」を運営するほか、二次流通事業やコンサルティング事業など、マーケティングの知見を活かした多角的な事業展開を行っています。
3. 【強みの源泉】SNS×インフルエンサー。本質的なマーケティングが「バズ」を成果に変える
斎藤:8期目で年商売上が310億円という数字は驚異的です。他社との差別化ポイントはどこにあるのでしょうか。
岩崎:1番の根底にあるのは「本質的なマーケティングをしたい」という思いです。自分たちも事業を作る視点を持っているからこそ、結果的に良いマーケティングができる。これが私たちの原点です。
斎藤:広告代理店としての具体的な強みはどういった点ですか?
岩崎:投資対効果(ROI)が確実にある広告運用に長けている点です。特にSNS領域、インフルエンサーマーケティングにおいては市場でもトップクラスのシェアとノウハウを持っています。
斎藤:インフルエンサーマーケティングの何がそれほど効果的なのでしょうか。
岩崎:単なる認知向上の施策にとどまらない点です。インフルエンサーが発信することで認知から関心、購買へとコミュニケーションが広がり、さらに拡散(バズ)が起きれば費用対効果は飛躍的に高まります。これが他社との大きな差別化要因ですね。
4. 【組織文化】「働きがい1位」の裏側。ユニット制が生む、圧倒的な当事者意識
斎藤:社内の雰囲気はいかがでしょうか。非常に華やかな印象を受けます。
岩崎:外からは「キラキラ」に見えるかもしれませんが、中身はかなり「ギラギラ」しています。コミュニティに対する帰属意識が強く、切磋琢磨して「仲間と勝ち続ける」という熱量が高い集団です。全国大会を目指して必死に練習している部活動のような感覚に近いかもしれません。
斎藤:ナハトさんは「働きがいのある会社」ランキング1位を獲得されていますね。なぜそこまで社員の満足度が高いのでしょうか。
岩崎:人や組織に対する投資を惜しまないからです。特徴的なのは「ユニット制」です。15人単位のユニットに分けることで、一人ひとりが影響力と主体性を持って行動できるようにしています。
斎藤:他にも独自の制度はありますか?
岩崎:カルチャーを体現する先輩が「組長」となる「新撰組」というメンター制度があります。部署を超えた交流を通じて、会社の価値観を情緒的に理解できる仕組みです。私たちは「ビジネスはスポーツでシビアだけど、ドラマを起こす組織であろう」と考えています。

5. 【教育と未来】AIを「拡張知性」として乗りこなす。20代で掴む圧倒的な打席数
斎藤:新卒で入社した場合、どのようなキャリアを歩むことになるのでしょうか。
岩崎:27卒は40名ほど採用予定です。プランナーが中心ですが、運用職やD2Cユニットに配属されるケースもあります。配属前には15日間の濃密な研修を実施します。
斎藤:どのような研修なのですか?
岩崎:まずは「リフレーミング」です。学生時代のマインドを、社会人として成果を出すための捉え方へアップデートします。また、AIを単なる知能ではなく「拡張知性」として捉え、いかに使いこなして自分の能力を最大化させるかを学びます。
斎藤:将来的な目標についても教えてください。
岩崎:2040年に3,000人体制、売上2,000億円規模という長期目標を掲げています。組織が大きくなる過程で新しいポストも次々に生まれるため、若いうちから責任ある経験を積める環境です。
6. 【求める人物像】ロジックを超えた「感情を動かす力」。新時代のキャプテンシーとは
斎藤:どのような学生がナハトにフィットするのでしょうか。
岩崎:現在の新卒の約8割がMARCH・関関同立以上の層ですが 、それ以上に重視しているのは「コミュニティにおける主体意識」です。自分よりも相手を思い、チームのために動ける学生を採用しています。
斎藤:具体的にはどのような素養ですか?
岩崎:一言で言えば「キャプテンシーのある人材」です。正解のある論理性だけならAIに勝てません。だからこそ、人の感情を動かし、周囲を巻き込んでいける「人間ならではの力」を持った人を求めています。実際、なぜかサッカー経験者が非常に多いですね。

7. 【メッセージ】出来上がった組織ではなく「家を建てる」フェーズを楽しめる早大生へ
斎藤:最後に、この記事を読んでいる早稲田生へメッセージをお願いします。
岩崎:ナハトはまだ「家を作っている段階」の会社です。出来上がった仕組みの中で正解をこなすのではなく、自ら正解を信じて意思決定し、道を作っていきたいという方には最高の環境だと思います。20代でどれだけ濃い経験を積めるか。私たちは、一緒にいて楽しいと思える仲間を幸せにするコミュニティでありたいと考えています。成長意識が高く、打席の数を求めている方は、ぜひ一度私たちの話を聞きに来てください。共に大きな目標を目指せる皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
斎藤:本日は貴重なお話をありがとうございました。
8. 【編集後記】「キラキラ」ではない、泥臭い「思考の格闘」の先に
今回のインタビューで最も印象的だったのは、岩崎さんが語った「キラキラではなく、ギラギラ」という言葉です。急成長ベンチャーという華やかなイメージの裏側には、徹底したユニット制による当事者意識の醸成や、AIを「拡張知性」として使いこなすための緻密な教育カリキュラムなど、非常に論理的で泥臭い組織設計がありました。
「まだ家を建てている最中」というフェーズにおいて、自ら意思決定の打席に立ちたいと願う早大生にとって、同社は単なる就職先以上の「挑戦の場」となるはずです。論理を超えて人の感情を動かす「キャプテンシー」を重んじる文化は、体育会系のみならず、何かに没頭してきた早大生に強く響くのではないでしょうか。(斎藤)
