学部の雰囲気って、意外と気になる
大学選びや履修、サークルの会話でたまに出てくる「その学部っぽいよね」という言葉。もちろん全員に当てはまるわけではないし、学部だけで人を決めつけるのはかなり危険です。
でも、キャンパスごとの空気感や学生同士の“あるある”を知っておくと、初対面の会話が少しだけラクになることもあります。早稲田大学の学部をめぐる学生ノリのイメージは、ちょっとクセが強くて、でも妙にリアル。外れていても笑って流すくらいの距離感で読むのがちょうどよさそうです。

(早稲田大学には早稲田キャンパスの他に所沢、戸山、西早稲田東伏見など多くのキャンパスがある)
文化構想学部は、おしゃれと自由さが似合う学部
文化構想学部には、感性が強めで、自分の好きなものをちゃんと持っている人が多いイメージがあります。ファッション、音楽、映画、演劇、サークル活動。どこかに「自分らしさ」を出している学生が目立ちやすい学部です。
授業でも、語学や基礎演習をきっかけに創作や表現へ関心が広がる人が多そうです。文章を書いたり、作品について語ったり、社会や文化を自分なりに読み解いたり。気づいたら「恋人作りがち」「スタバを持っていると丘ピクっぽい」なんて言われるのも、少し華やかな空気があるからかもしれません。
サークルで出会うと、会話の引き出しが多くて一緒にいて楽しいタイプ。おしゃれに見えて、実はかなり真面目に考えている人も多い。そんなギャップも含めて、文化構想学部らしさなのかもしれません。
文学部は、言葉と本に強い“静かな濃さ”がある
文学部と聞くと、やっぱり本、文章、表現に強い人たちという印象があります。作文の授業が好きだった人、読書が生活の一部になっている人、自分の書いた文章や文字にこだわりがある人。そういうタイプが自然と集まりやすい雰囲気です。
一方で、「本当に大学行ってる?」とツッコまれそうなくらい自由に見える人や、私服のセンスが尖っている人もいそう。ジョージに怒られそう、という謎の緊張感まで含めて、文学部は個性的な人が多くいるのかもしれません。
33号館の椅子で昼寝しがち、というイメージも文学部の人にはなぜかあるそうです。講義の合間、眠気に勝てない日があります。読書しながらうとうとする午後なんて、ある意味いちばん文学部っぽい時間かもしれません。
人間科学部は、やさしさと“とこキャン愛”がにじむ
人間科学部には、穏やかで人当たりのいい学生が多い印象があります。人や社会、健康、心理、環境など、生活に近いテーマを扱う学部だからこそ、どこか柔らかい空気があるのかもしれません。
埼玉県人が多そう、A型が多そう、動物好きがいそう。どれも本当かどうかは置いておいて、全体的に「やさしそう」という印象を持つ人が多いのかもしれません。
ただし、所沢キャンパスならではの距離感はよく話題になりがちです。最初は「本キャンの定期じゃ無理か、定期はね、持っとかないと」となる人もいるはず。サークルで所沢キャンパスに通う勢いがあるのは最初の1年だけ、なんて冗談もありますが、通っているうちにちゃんと愛着が湧くのがキャンパスというもの。遠いからこそ、仲間意識が強まる瞬間もあります。
スポーツ科学部は、名前だけで運動神経を期待されがち
スポーツ科学部は、学部名のインパクトが強いです。初対面で「オリンピック出たことある?」と聞かれがち、というのはさすがに極端ですが、運動ができそうなイメージを持たれやすいのは間違いありません。
ガチでみんなマッチョ、大隈講堂のことを知らない、メガネをかけている人がいない、マチアプ率高め。どれもかなり雑な偏見ですが、スポーツしている人は実際大半を締めるそうです。学部名に「スポーツ」と入っているだけで、周囲の期待値が勝手に上がるのは少し大変かもしれません。
一方で、スポーツ科学は競技だけでなく、身体、健康、教育、社会との関わりまで幅広い分野です。運動部っぽい学生だけでなく、スポーツを研究対象として冷静に見つめるタイプもいるはず。見た目で決めつけると、間違える場合もあるので、気を付けましょう。
理工学部は、忙しさと知性のイメージが強い
理工学部は、先進理工学部、基幹理工学部、創造理工学部と分かれていて、いかにも専門性が高そうな雰囲気があります。学生ノリのイメージでも、「えらい」「あたまいい」「メガネ多い」といった言葉が並びます。理系への尊敬と偏見が、わりと直球で出ています。
キャンパス内には意外とカップルがいる、という声も少しリアルです。理工系というと課題、実験、研究、レポートに追われているイメージが強いですが、そのぶん同じ環境で過ごす時間が長く、人間関係が深まりやすいのかもしれません。
サークルにいたら神、体力お化けがち、超派手髪がたまにいる、というのも大学らしいポイントです。理工は忙しい。だからこそ、サークルにも顔を出して、課題もこなして、さらに個性まで出している人を見ると、普通に尊敬してしまいます。
学部あるあるは、話のきっかけくらいがちょうどいい
こうした学部別のイメージは、正確な学部紹介というより、学生同士の会話から生まれる“ゆるい共通認識”に近いものです。実際には、同じ学部でも性格も生活スタイルもまったく違います。
それでも、入学前や新歓期に「この学部ってどんな雰囲気なんだろう」と気になる人にとっては、少しだけキャンパスの空気を想像する手がかりになります。友人との会話で「それ、ちょっと分かる」と笑えるくらいがちょうどいい距離感です。
(普段早稲田・戸山キャンパスに通う学生は、あまり西早稲田や所沢は馴染みがないかもしれない)
初めて早稲田の学部を見るなら、キャンパスの違いも意識したい
学部の雰囲気を知るうえで、キャンパスの場所や過ごし方も大きなポイントです。授業前にどこで友人と待ち合わせるのか、空きコマをどこでつぶすのか、サークル後にどのキャンパスへ移動するのか。そういう日常の積み重ねが、学部ごとの空気を作っていきます。
受験生なら、学部名や偏差値だけでなく、自分がそのキャンパスで一日を過ごす姿を想像してみるのがおすすめです。大学生なら、別キャンパスの友人と話すときのネタにするくらいがちょうどいいでしょう。「うちの学部、そんな感じに見えてるの?」という会話は、だいたい盛り上がります。
学部のキャラは、入ってからいくらでも変えられる
文化構想学部はおしゃれ、文学部は本好き、人間科学部はやさしい、スポーツ科学部は運動できそう、理工学部は頭がよさそう。どれも分かりやすいけれど、あくまで入り口のイメージです。
大学生活は、学部名だけでは決まりません。どんな授業を選ぶか、誰と出会うか、どのサークルに入るか、空きコマをどう過ごすか。その積み重ねで、自分なりのキャンパスライフができていきます。
学部あるあるは、真に受けすぎず、でも少し楽しむくらいがいちばん。早稲田のキャンパスには、今日もいろんな“それっぽい人”と、“全然それっぽくない人”が混ざっているはずです。
