学部名だけで勝手にキャラが立つのが早大生
大学に入ると、なぜか学部名だけで「っぽいね」と言われる瞬間があります。
政経ならエリート感。法学部なら真面目で堅そう。商学部ならキラキラしていそう。社学は自由人が多そう。国教は英語が強そう。教育は「先生になるの?」と聞かれがち。
もちろん、実際の学生は一人ひとり全然違います。学部名だけで性格や進路が決まるわけではありません。とはいえ、キャンパスにはちょっと笑える“学部あるある”が転がっているのも事実。今回は、早稲田大学の本キャン周辺で語られがちな学部イメージを、大学生活のリアルな場面に寄せながらゆるく整理してみます。
本キャン学部の空気感は、学部ごとにけっこう違う
早稲田の本キャンといえば、大隈講堂や3号館周辺を思い浮かべる人も多いはず。授業前の人の流れ、昼休みの混雑、サークル勧誘の熱量、友人との待ち合わせ場所まで、キャンパス全体に独特のにぎやかさがあります。
その中でも、学部ごとのイメージはなかなか濃いめです。
政治経済学部は、やっぱり「看板学部」という言葉が似合う存在。エリート街道を歩んできた雰囲気や、日本の未来を語っていそうな空気をまとって見られがちです。中高時代に先生からかわいがられていたタイプ、というイメージもあり、ちょっと“優等生オーラ”があるのかもしれません。
法学部は、MBTIでいうとTが多そう、という知的で理屈っぽいイメージ。高校時代の友人とのつながりを大事にしていそうだったり、常識人っぽく見られることが多いかも。テスト期間は本気で大変そうですが、そのぶん周りから頼られる場面も多そうです。
商学部は、「ちゃら商」「楽商」なんて言われることもありますが、ビジネスを学ぶ学部らしく、要領のよさや社交性を感じさせる存在。美男美女が多そう、ゼミが華やかそう、マーケティングの話になると急に目が輝きそう。そんな印象を持っている人も多いのかも知れません!
社会科学部は、自由でおしゃれで世渡り上手なイメージ。授業も交友関係も、自分のペースで楽しんでいそうな雰囲気があります。本キャンで会うことが意外と少ない、昼ごはんに迷いがち、ゼミの当たり外れに敏感そう、という生活感のある“あるある”も抱いている人は多いのではないでしょうか!
教育学部は、「先生になるの?」と聞かれがちな代表格。でも、実際には教員免許を取らない人が大半です。早稲田愛が強そう、サークルガチ勢が多そう、高校時代の得意科目をそのまま伸ばしてきた人が多そう、というイメージもあり、これはかなり当たっているのかもしれません! 教育学部は学部内に多様な学科があり、学科ごとのカラーがかなり豊かな学部です。
国際教養学部は、英語ができて当たり前という強めのイメージがあります。実家が太そう、パーティー慣れしていそう、留学生との距離が近そう、前髪かきあげガールが多そう……など、かなり国際色と都会感のあるキャラ付けをされがちです。英語でサラッと会話している姿を見ると、「あ、世界線が違うかも」と感じる人もいるかもしれません。

(本キャンと言えば大隈講堂を目にする人も多いのでは?)
面白いのは、偏見の中にちょっと生活感があるところ
皆さん友人の学部を思い浮かべて、「商学部の奴はたしかにチャラいな、、、」なんて思っおもっていませんか?
たとえば、政治経済学部の学生が他学部の校舎に行くと、つい3号館のきれいさを思い出してしまう。法学部の学生がテスト期間に苦しみながら、単位パンの写真を友だちに送る。商学部の学生がゼミの話を聞いただけで、その人のキャンパス内キャラを勝手に想像される。
社学の学生は、昼にどこで食べるか迷っているうちに時間がなくなる。国教の学生は、大学の友だちと日本語で話しているだけで少し意外がられる。教育学部の学生は、「教育ってことは先生?」という質問を何度も受けて、心の中で「それだけじゃないんだよな」とつぶやく。
大げさだけど、ちょっと分かる。この“ちょっと分かる”が、学部あるあるの楽しいところです。
受験生や新入生は、学部のイメージに引っ張られすぎなくていい
受験生や新入生にとって、学部ごとの雰囲気は気になるポイントですよね。
「政経ってすごい人しかいなさそう」「法学部って真面目じゃないときつい?」「商学部は陽キャばかり?」「国教は英語ペラペラじゃないと浮く?」と、不安になる人もいるかもしれません。
でも、学部イメージはあくまで入口の印象です。実際の大学生活では、同じ学部の中にもいろいろな人がいます。授業を最優先にする人、サークルに全力を注ぐ人、バイトで社会経験を積む人、留学を目指す人、資格勉強に打ち込む人。学部名よりも、どんな授業を選ぶか、どんな友人と出会うか、どんな時間の使い方をするかのほうが、学生生活を大きく左右します。
だからこそ、学部あるあるは“決めつけ”ではなく、“キャンパス文化を楽しむネタ”として受け取るのがちょうどいいところ。笑いながら読んで、でも最後は自分の目で確かめる。それくらいの距離感がいちばん健全です。
在学生なら、友だちとの会話のネタにしやすい
在学生にとっては、こうした学部別イメージは友だちとの雑談にぴったりです。
授業前の空き時間、昼休み、サークル後の帰り道。「たしかに法学部っぽい」「それ商学部に言いがち」「国教の友だち、ほんとに英語強い」みたいに、軽く盛り上がれます。
ただし、いじりすぎには注意です。学部あるあるは、相手が笑える範囲で楽しむもの。本人が嫌がっているのに決めつけるのは、ただの失礼になってしまいます。便利だけど、マナーは忘れずに。
特に新歓や初対面の場では、学部名だけで相手を判断しすぎないほうが安心です。「何学部?」から会話を広げるのは自然ですが、「じゃあこういうタイプでしょ」と決め打ちするより、「どんな授業あるの?」と聞いたほうが会話は続きます。
初めて本キャンに行くなら、学部の“空気”を観察してみるのも楽しい
オープンキャンパスや入学前のキャンパス見学で本キャンを訪れるなら、建物や施設だけでなく、そこにいる学生の雰囲気にも注目してみると面白いです。
大隈講堂前の広場、教室へ向かう学生の流れ、ラウンジで話すグループ、授業終わりのにぎやかさ。そういう何気ない風景から、「この大学で過ごす自分」が少し想像しやすくなります。
もちろん、たった一度キャンパスを歩いただけで学部のすべてが分かるわけではありません。それでも、パンフレットだけでは見えにくい空気感はあります。きれいな校舎にテンションが上がる日もあれば、人の多さにびっくりする日もあるはず。それも含めて、早稲田らしさです。

(写真は法学部8号館)
学部あるあるは、早稲田生活を楽しむためのスパイス
政治経済学部、法学部、商学部、社会科学部、国際教養学部、教育学部。それぞれに強めのイメージがあり、ちょっと笑える“あるある”があります。
でも、本当に面白いのは、そのイメージと実際の学生生活が少しずつズレているところです。見た目はキラキラしていてもテスト前は必死だったり、真面目そうに見えてサークルでは全力だったり、英語が得意でも普通に課題に追われていたり。大学生は、学部名だけでは語りきれません。
学部あるあるは、決めつけるためではなく、キャンパスを少し楽しく見るためのスパイスです。受験生も新入生も在学生も、笑えるところは笑いつつ、最後は自分の目でその学部の空気を確かめてみてください。早稲田の本キャンは、知れば知るほどキャラが濃いです。そこがまた、早稲田の多様性を象徴しているのかもしれません。
