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早稲田の「9月入学」って何?意外と知らない英語学位プログラムの歩き方

Posted on 2026年5月28日 by 情報局 メンバー

4月だけじゃない、早稲田生活の始め方

大学入学といえば、桜の季節に始まる4月入学を思い浮かべる人が多いはず。でも早稲田大学には、秋から大学生活をスタートする「9月入学」という選択肢があります。

しかも、ただ入学時期が違うだけではありません。英語を軸に学位取得を目指すプログラムが複数の学部で用意されていて、政治、経済、国際関係、文化、社会科学、理工系まで、かなり幅広い分野に広がっています。早稲田生でも「え、そんなにあるの?」となりそうなラインナップです。

早稲田大学の国際アドミッションズ・オフィスでも、英語による学位取得プログラムを複数の学部で展開していることが案内されています。出願にあたっては日本語能力が必須ではない一方、必要書類や条件は学部や出身教育制度によって異なるため、確認はかなり大事です。

(多種多様な入学経路がある早稲田大学。写真は大隈講堂)

政治・経済・国際系を狙うなら、早稲田キャンパスが中心に

政治経済学部の英語学位プログラムは、早稲田キャンパス3号館を拠点に、政治学、経済学、グローバル政治経済を学べる学部です。1学年の規模は約100人とされていて、大きすぎず小さすぎず、専門性を深めながら国際的なテーマに触れたい人にはかなり気になる存在です。

英語学位プログラムでは9月入学が基本となっており、大学公式サイトでも政治経済学部の英語学位プログラムは9月入学のみと案内されています。政治や経済を、国内だけでなく世界の動きとつなげて考えたい人にとっては、かなり直球の選択肢です。

国際教養学部、いわゆるSILSは、早稲田キャンパス11号館が拠点。春入学と秋入学の両方があり、1学年約600人という比較的大きな規模感があります。国際関係、経済、文化、社会など、分野を横断しながら学びたい人に向いています。

「まだ専門をひとつに絞りきれない。でも、国際的な環境で学びたい」という人には、SILSの幅広さはかなり魅力的です。大学選びの段階で将来の職業までガチガチに決めなくても、学びながら関心を広げていける余地があります。

社会科学と文化を、国際的な視点で学ぶ選択肢もある

社会科学部のTAISIプログラムは、早稲田キャンパス14号館を拠点にした秋入学のプログラムです。TAISIプログラムは1学年は約60人。政治、経済、国際関係、環境、開発など、社会の仕組みを横断的に学ぶ内容が中心です。

社会科学というと少し堅く聞こえるかもしれませんが、実際には「なぜ格差が生まれるのか」「環境問題と経済はどうつながるのか」「国際社会で起きている課題をどう解くのか」といった、ニュースで見聞きするテーマにかなり近い学問です。スマホで流れてくる世界の出来事を、ただ眺める側から、考える側に回りたい人には相性がよさそうです。

文化構想学部のJCulPは、戸山キャンパス33号館を拠点とし、春入学と秋入学があります。1学年は約30人。日本文化、文学、歴史、社会を国際的な視点から学ぶプログラムです。

戸山キャンパスといえば、文学・文化系の空気が濃い場所。日本について学ぶといっても、単に「日本のことを日本語で学ぶ」というより、海外からの視点も交えながら文化を読み直すイメージです。アニメ、文学、歴史、社会現象などに興味がある人なら、授業のテーマがかなり身近に感じられる場面もありそうです。

理工系にも9月入学があるのが、実は大きなポイント

9月入学というと、国際教養や政治経済のイメージが強い人もいるかもしれません。でも、早稲田では理工系にも英語で学ぶ道があります。

創造理工学部は、西早稲田キャンパス55号館を拠点に、建築学、環境工学、経営システム、持続可能性などを扱います。秋入学で、1学年は約30人。都市、建物、環境、社会システムに関心がある人にはかなり実践的な分野です。

基幹理工学部は、西早稲田キャンパス51号館を拠点に、数学、応用数学、機械学習、情報科学、物理学などを学ぶ学部です。こちらも秋入学で、1学年約30人。数学や情報、AI、物理に興味がある人にとっては、英語で理工系を学ぶという選択肢が見えてきます。

早稲田大学の理工系学部の公式案内でも、英語学位プログラムの入試は9月入学として紹介されており、募集人数は基幹理工学部と創造理工学部でそれぞれ30人と案内されています。

(早稲田キャンパスにはSILS、TAISI、EDESSAなど多く存在する)

キャンパスの違いも、学部選びでは意外と大事

英語学位プログラムでの入学でも、早稲田キャンパス、西早稲田キャンパス、戸山キャンパス、それぞれ雰囲気がかなり違います。

早稲田キャンパスは、いわゆる「早稲田らしさ」を感じやすい中心的なエリア。政治経済学部、国際教養学部、社会科学部などが近く、授業前後に友人と合流したり、空きコマに周辺のカフェへ行ったりする学生生活を想像しやすい場所です。

戸山キャンパスは、文学・文化系の学生が多く集まる落ち着いた雰囲気。文化構想学部で学ぶなら、この空気感も含めて大学生活の一部になりそうです。

西早稲田キャンパスは理工系の拠点。実験、設計、研究、プログラミングなど、専門性の高い学びに集中する日々がイメージしやすい場所です。朝から課題、昼に実験、夕方にグループワーク。理工系あるあるの濃い一日が待っていそうですね。

初めて調べるなら、学部名より「何を学びたいか」から考えたい

9月入学を調べ始めると、PSE、SILS、TAISI、JCulP、CSE、FSEと略称がどんどん出てきます。どの学部がなんのプログラムなのかよくわからなくなりそうですね!

ただ、選ぶときに大事なのは名前のかっこよさではなく、学びたい内容との相性。

政治や経済を国際的に学びたいなら政治経済学部。幅広いリベラルアーツに触れたいなら国際教養学部。社会課題を横断的に考えたいなら社会科学部TAISI。日本文化を国際的に掘り下げたいなら文化構想学部JCulP。建築や環境、持続可能性に関心があるなら創造理工学部。数学、情報、機械学習、物理に寄せたいなら基幹理工学部。

このくらいの感覚で最初に整理しておくと、公式サイトや募集要項を読んだときに迷子になりにくくなります。

受験前に確認したいこと

9月入学は、出願時期、必要書類、選考方法、英語スコア、標準化試験の扱いなどがプログラムごとに異なります。大学の公式案内でも、出願資格、必要書類、選考方法などは各学部のApplication Guideで確認するよう案内されています。

特に海外の教育制度を利用している人、IBやSAT、ACTなどのスコアを使う人、日本国内の高校から出願を考えている人では、確認すべきポイントが変わります。「友達がこう言っていたから大丈夫」は危険です。入試まわりは、噂より公式情報。常に最新情報をチェックしておくようにしましょう。

オープンキャンパスや個別相談、学部説明の機会があるなら、キャンパスの場所や授業内容だけでなく、入学後の履修、学生生活、進路、サポート体制まで聞いておくと安心です。入ってから「思っていたのと違った」を減らすには、事前の確認がいちばん大切です。

9月入学は、早稲田を別角度から見る入口

早稲田の9月入学は、単なる「秋スタートの制度」ではなく、英語で専門分野を学び、国際的な環境で大学生活を始めるための入口です。

文系だけでなく理工系にも選択肢があり、キャンパスも学びのスタイルもさまざま。早稲田を志望している受験生はもちろん、大学の国際化に関心がある人にとっても、知っておくと視野が広がるテーマです。

出願条件、募集人数、日程、必要書類、選考方法などは変更される可能性があります。受験を考える場合は、必ず早稲田大学の公式サイトや各学部の最新案内を確認してください。

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