「困った」「やってみたい」を拾ってくれる場所、意外と多い
早稲田で学生生活を送っていると、授業やサークルだけでは片づかない悩みや興味が出てきます。
体調が悪い。レポートが進まない。英語を話す機会がほしい。留学に興味はあるけど、何から始めればいいか分からない。せっかく早稲田にいるなら、大学らしい文化施設にも行ってみたい。
そんなとき、実はキャンパス内にかなり頼れる場所があります。しかも、わざわざ遠出しなくても授業の前後や空きコマに寄れるのが強いところ。早大生なら、一度は場所だけでも押さえておきたい施設を紹介します。
体調不良やケガのときは、まず保健センターを思い出したい
大学生活で地味に不安なのが、体調を崩したときです。一人暮らしだと特に、「病院行くほどかな」「どこに相談すればいいんだろう」と迷いがち。そんなときに頼れるのが保健センターです。
保健センターでは、体調不良やケガへの応急処置のほか、内科・心療内科の診療、悩み相談ができるカウンセリングなどが案内されています。授業や課題、バイト、人間関係が重なる大学生活では、身体だけでなく気持ちの不調も出てくるもの。無理して抱え込む前に、相談先が学内にあると知っているだけで少し安心です。
さらに、医療費給付制度も注目ポイント。簡単な申請をすることで、1カ月に1医療機関につき自己負担が1,000円のみになる制度が案内されています。体調不良のときにお金の心配まで重なるとしんどいので、こういう制度は知っている人ほど助かります。
場所は、早稲田キャンパスが3号館1階、戸山キャンパスが33号館地下1階、西早稲田キャンパスが51号館1階、所沢キャンパスが100号館3階のCゾーン。キャンパスによって場所が違うので、自分がよく使うキャンパスの位置だけでも確認しておくと、いざというとき慌てずに済みます。
英語を話したい、友達を増やしたいならICCへ
「英語を勉強しているけど、話す機会がない」。大学生あるあるです。授業では読めるのに、いざ会話となると言葉が出てこない。そんな人に使いやすいのが、異文化交流センター、通称ICCです。
ICCでは、学生のバックグラウンドが多様な早稲田らしく、ランチイベントやスポーツイベント、日本文化体験、言語文化交流マッチングなど、交流系の企画が行われています。国際交流と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、イベント形式なら参加しやすいのが魅力です。
特に、学内で気軽に英語を練習できるのはかなりありがたいところ。英語はもちろん、ほかの言語のスピーキング練習にも向いています。日本語での交流もできるので、語学力に自信がない人でも、まずはラウンジに行ってみるところから始められます。
ICC事務所・ラウンジは早稲田キャンパス3号館1階。ラウンジは自由に使えて、コンセントもあり、会話や食事もできる空間です。授業の合間に友人と寄るのもよし、イベント前に一人で様子を見るのもよし。最初の一歩さえ踏み出せば、思ったより入りやすい場所です。
レポートや志望理由書で詰まったらライティング・センター
レポート、論文、留学志望書。大学生の前に定期的に現れる「文章の壁」は、なかなか手ごわいです。
「何を書けばいいか分からない」「構成がぐちゃぐちゃ」「この表現で伝わるのか不安」。締切前にこの状態になると、パソコンの前で固まる時間だけが増えていきます。そんなときに頼れるのが、ライティング・センターです。
ライティング・センターでは、チューターや書き手と1対1で相談するセッションが用意されています。レポートや論文、留学志願書などについて相談でき、書き手自身の「書く力」の成長を支えることを目的としています。単に文章を直してもらう場所というより、自分で考えて書けるようになるための伴走役に近い存在です。
英語の文章や英語での相談にも対応しているので、英語レポートや留学関連の書類で不安がある人にも心強いはず。「何を、どう書けばいいか分からない」というかなり手前の段階でも大丈夫。むしろ、その段階で相談できるのがありがたいところです。
場所は、早稲田キャンパス3号館2階、西早稲田キャンパス60号館201号室、所沢キャンパス100号館4階の図書館ラーニングコモンズ。オンラインセッションもあります。予約が必要なので、締切直前に駆け込むより、少し早めに予定を押さえておくのが賢いやり方です。
留学に少しでも興味があるなら、留学センターは早めに行くべき
留学は、興味が出てから実際に動き出すまでが意外と大変です。プログラムの種類、申請手続き、奨学金、英語スコア、留学先の選び方。調べることが多すぎて、ブラウザのタブだけが増えていく現象、ありますよね。
そんなときに候補に入れたいのが留学センターです。長期・短期の留学プログラム、申請手続き、奨学金など、留学に関する相談に対応しています。英語スコアや留学先についてのパンフレットも確認できるので、「まだ具体的には決めていないけど、なんとなく興味がある」という段階でも行く価値があります。
例年、春と秋には留学フェアも開催され、留学経験者の学生の声を直接聞ける機会があります。経験者の話は、公式説明だけでは見えにくい生活面や準備のリアルが分かるのが大きいところ。留学準備は難しいからこそ、疑問は早めに聞いておくのが安全です。
留学センター関連の窓口として、Waseda Global Gateは早稲田キャンパス22号館1階にあります。早稲田への留学生も多く行き交う場所なので、留学への意識が自然と高まりやすい空間です。留学に少しでも興味があるなら、「いつか」ではなく、空きコマで一度のぞいてみるくらいがちょうどいいかもしれません。

(博物館は早稲田内にも多くある。)
早稲田の歴史や文化を味わうなら、記念館・博物館・劇場へ
早稲田といえば、授業やサークルだけでなく、歴史や文化の厚みも大きな魅力です。会津八一記念博物館、早稲田大学歴史館、演劇博物館、どらま館など、学内には気軽に立ち寄れる文化施設があります。
「博物館って、ちょっと堅そう」と思う人もいるかもしれません。でも、早稲田の歴史や芸術に触れられる場所がキャンパス内にあるのは、かなり贅沢です。授業の合間にふらっと立ち寄ったり、友人とキャンパス散歩のついでに回ったりすると、いつもの大学が少し違って見えてきます。
特に演劇博物館やどらま館は、早稲田らしい文化の濃さを感じられるスポット。大学生活が授業、課題、バイトだけで埋まりそうなときほど、こういう場所に行くと良い気分転換になります。せっかく早稲田にいるなら、維持費を払っているだけで終わらせるのは少しもったいないかもしれません。
各施設は早稲田キャンパス周辺にまとまっているものも多く、意外と近くて回りやすいのもポイントです。初めて行くときは、開館日や展示内容を確認してから向かうと安心です。
初めて使うなら「場所確認」だけでも十分アリ
こうした施設は、存在を知っていても、最初の一歩が少し面倒だったりします。どこにあるのか分からない。入っていい雰囲気なのか不安。予約が必要なのかも曖昧。大学の施設って、慣れるまでは地味にハードルがあります。
だからこそ、最初は「使いこなす」まで考えなくて大丈夫です。授業の帰りに建物の場所だけ見ておく。ラウンジの入口を確認する。Webサイトで予約の有無を調べる。それだけでも、いざ必要になったときの心理的ハードルがかなり下がります。
体調不良なら保健センター、交流したいならICC、文章で詰まったらライティング・センター、留学が気になったら留学センター、早稲田らしさを味わいたいなら博物館や劇場。目的ごとに頼れる場所を知っておくと、大学生活の選択肢がぐっと広がります。
早稲田の施設は、知っている人から得をする
大学の施設は、必要になってから探すより、少し余裕があるときに知っておくのが一番です。困ったときに助けてくれる場所もあれば、学生生活を面白くしてくれる場所もあります。
せっかく早稲田に通っているなら、教室とサークル棟だけで完結するのはもったいないところ。空きコマや授業前後に少し足を伸ばして、自分に合いそうな施設をのぞいてみてください。案外、大学生活をラクにしてくれる場所はすぐ近くにあります。
施設の場所、開館時間、利用条件、予約方法、制度内容などは変更される可能性があります。利用前には、大学の公式サイトや各施設の最新案内を確認してください。
