
1. 導入:業務を止めて「AI」に没頭する。急成長企業の意外な朝の風景
斎藤:本日はよろしくお願いします。早稲田大学2年の斎藤です。本日は、クリエイターエコノミーの最前線を走る株式会社TORIHADAの相原さんに、企業のリアルな実態について詳しくお伺いできればと思います。
相原真菜さん(以下、相原):よろしくお願いします。弊社は今、全社員でAI活用にフルコミットしており、そこに興味がある学生さんにお会いしたいという気持ちが強いです。
斎藤:AIにフルコミット、ですか。具体的にどのような導入をされているのでしょうか。
相原:全社員がAIを使える環境はもちろん、予算を全社員に貸与しています。さらに、毎朝30分間は業務を完全にストップしてAIを触るだけの時間を設けており、これを半期続けています。
斎藤:業務を止めてまで、というのは驚きです。
相原:全社員の30分を毎日使うことは、経営的には数千万円規模のインパクトがありますが、それくらい徹底しています。広告クリエイティブの領域はどんどんAI化が進んでいるので、感度の高い学生さんと一緒に働きたいですね。最近では「Claude(クロード)」などの進化も凄まじいですし、朝会で「クロードのコード機能で自社用のツールを作ってみた」といった知見をシェアし合っています。
2. 企業の概要:単なる「代理店」に留まらない、クリエイターDXカンパニーの正体
斎藤:TORIHADAがどのような事業を展開されているのか、改めて教えていただけますか。
相原:私たちは「意思ある個人による新しい経済をつくる」というパーパスを掲げています。インフルエンサーマーケティング事業や、クリエイターのファンマネタイズを推進するプラットフォームの開発、そして音楽やゲームなどのエンタメ事業を行っており、総称して「クリエイターDXカンパニー」と呼んでいます。
斎藤:資金調達の状況など、会社のフェーズについても伺いたいです。
相原:現在、累計で15億円の調達を確定させています。既存事業の収益をしっかり固めながら、新規事業にどんどん投資しているフェーズです。
斎藤:新規事業とは、具体的にどのような領域でしょうか。
相原:インフルエンサーマーケティングでトップシェアを維持しつつ、インフルエンサー事務所の運営、自社のIP(知的財産)としてのアイドル事業、さらには音楽レーベルなど、幅広く手を広げています。

3. 企業の強み:ナショナルクライアントから厚い信頼を得る「圧倒的シェア」の裏側
斎藤:インフルエンサーマーケティングの領域でトップシェアとのことですが、具体的にどのような強みがあるのでしょうか。
相原:まず、お取引先としてエンタープライズ(大手企業)が非常に多く、幅広いジャンルのマーケティング支援をしています。
斎藤:調べてみたら名だたる企業ばかりですね。なぜTORIHADAが選ばれるのでしょうか。
相原:弊社は従業員数も、売上・利益もトップクラスです。大手企業様が「SNSマーケティングをどこに任せればいいか分からない」となった際に、実績のある弊社にお声がけいただくケースが多く、口コミで評判が広がる高循環が生まれています。
斎藤:実際の業務としては、どのような関わり方をするのですか。
相原:基本的には広告代理店として、企業とインフルエンサーの間に立って仕事をします。例えば「新しい商品の魅力を伝えたい」という依頼があった際、最適なインフルエンサーを選定・提案し、広告内容をフィックスさせた上で進行を管理します。
4. 社内の雰囲気:パッションから「青い炎」まで。多様な個性が集まるチーム
斎藤:社内の雰囲気についても伺いたいです。やはり華やかな方が多いのでしょうか。
相原:服装、髪色、ネイルも自由なので、金髪の社員も普通に働いています。ただ、根底にあるキャラクターは多様です。パッションを表に出すタイプもいれば、黙々とクリエイティブ制作に向き合う「青い炎」タイプの人もいます。
斎藤:サイバーエージェント出身の方や、X(旧Twitter)出身の方もいらっしゃると聞きました。
相原:そうですね。新卒カルチャーを中心に、多様な経歴の人が活躍できる土壌があります。ただ、共通しているのはチームワークを重視する姿勢です。一人で完結する仕事はほぼなく、常にチームで議論しながらプロジェクトを進めています。

5. キャリアパスについて:新卒が「勝ち馬を創る」側に。上場を見据えた挑戦
斎藤:TORIHADAでは、新卒採用に非常に力を入れているそうですね。
相原:はい。元々は中途中心でしたが、新卒カルチャーを軸に大きな会社にしていきたいという思いから、方針を転換しました。新卒7期生となる2025年入社以降から、一気に採用人数を増やしています。
斎藤:なぜ、あえて新卒採用を強化されているのですか。
相原:この業界は流行を引っ張り続けなければならないため、SNSトレンドに敏感な若い世代の適応力が非常に重要だからです。また、現在弊社は上場を本格的に見据えており、新卒が「この事業があったから上場できた」と言えるような新規事業を担うことも十分に可能です。
斎藤:1年目から大きなチャンスがあるのですね。
相原:新卒1年目で新規事業を立ち上げる人もいれば、内定期間中に事業を立ち上げるような意志を持った人もいます。上場後に安定を求めて入るのではなく、今このタイミングで「勝ち馬を作る側」になれるのは、非常に面白いキャリアだと思います。
6. 欲しい学生像:求められるのは「利他性」と「圧倒的コミットメント」
斎藤:どのような学生であれば、TORIHADAにフィットするのでしょうか。
相原:まず「利他性」の高い方です。インフルエンサーやクリエイターの可能性を信じ、彼らのために動けるか。これが弊社のパーパスに共感できるかどうかの鍵になります。
斎藤:能力面やマインドセットについてはどうですか。
相原:ご自身の将来像をしっかり描き、急成長したいという「渇望感」があるかどうかを見ています。
7. 早大生へのメッセージ:日本一の会社を「創りたい」人を待っている
斎藤:最後に、この記事を読んでいる早稲田生に向けてメッセージをお願いします。
相原:実は弊社COOも早稲田大学の卒業生です。また、社内で圧倒的な成果を出した新人賞の受賞者も、早稲田の卒業生なんですよ。
斎藤:その方は、どのような活躍をされているのですか。
相原:広告代理営業のアカウントマネージャーとして、月間目標600%達成、翌月も目標400%達成という凄まじい数値を叩き出し、全社員が対象のMVPを2連続で獲得しました。彼女のような、謙虚ながらもクライアントやクリエイターのためにプラスアルファの価値を乗せることができるような学生さんには、ぜひ注目してほしいです。
斎藤:早稲田の先輩がそこまで活躍されているのは心強いです。
相原:私たちは、日本一のクリエイターエコノミーカンパニーになることを目指しています。日本一の会社に「行きたい」のではなく、日本一の会社を自分たちで「創りたい」。そんな向上心のある方は、ぜひTORIHADAの門を叩いてください。
斎藤:本日は貴重なお話をありがとうございました!

編集後記
今回の取材を通じて最も印象的だったのは、TORIHADAが掲げる「AIへの徹底的なコミットメント」と、それを支える「泥臭いまでの熱量」のギャップです。インフルエンサーマーケティングという一見華やかな世界の裏側で、毎朝30分間のAI学習を全社で行い、数千万規模の工数を惜しみなく投資する姿勢には、変化の激しい時代を勝ち抜くための凄まじい覚悟を感じました。
また、早稲田大学の卒業生が圧倒的な成果(目標600%達成!)を出しているというエピソードは、同じ早大生として非常に刺激的でした。単なる「広告代理店」の枠を超え、インフラそのものを作ろうとする同社のフェーズは、まさに「自らの手で未来を切り拓きたい」と願う学生にとって、これ以上ない挑戦の場と言えるのではないでしょうか。
(学生記者:斎藤)
